【漫画】狂気の山脈にて1~4 あらすじ、用語解説、感想

この記事は約28分で読めます。

ホラー小説の巨匠ラヴクラフトの長編「狂気の山脈にて」を鬼才田部剛が漫画化。各巻ごとのあらすじ、用語解説、見どころ、感想を紹介しています。南極大陸のイラスト地図を使った解説もあります。

作中に登場する「漆喰の山脈」入り口付近の考察をしています。

感想では多少ネタバレを含んでいます。

ぽふくん
ぽふくん

1巻は序章でおきた惨劇が起こるまでのお話にゃん。

ぽふくん
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2巻はダイアー教授がレイク隊長のキャンプ地に到着しレイクの助手ゲドニーを探すため漆喰の山脈奥地に行くことを決意するまでが描かれてるにゃん。

ぽふくん
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3巻、4巻は「古のものども」について明かされるにゃん。

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狂気の山脈1 あらすじ、解説、見どころ、感想

1巻2016年10月24日発行。

1巻の目次と見どころ

<1巻の目次>

序章 大風の後

第一章 静寂を破りながら

第ニ章 真白き永劫の死の世界

第三章 蜃気楼

第四章 巨大山脈

第五章 漆喰の謎

第六章 未知の”もの”

<見どころ>

  • 序章
  • 未知の生物の痕跡
  • 蜃気楼となって現れた謎の遺跡
  • 漆喰の山脈
  • 未知の生物発見
ぽふくん
ぽふくん

1巻の最後に「未知の生物」がババ~ン!!と登場するので気持ちがいいにゃん。

1巻 登場人物

<ミスカトニック大学南極遠征隊>

4人の教授

ウィリアム・ダイアー教授  主人公。今回の南極遠征隊長。地質学の教授。

レイク教授 生物学の教授。

ペーポディ教授 副隊長。機械に精通している教授。専門は機械学。

アウトウッド 物理学の教授。隕石学の権威。

助手とその他

ダンフォース ダイアー教授の助手。大学院生。

ゲドニー レイク教授の助手。大学院生。

ダグラス アーカム号とミスカットニック号の2隻の船長。

ダニエルス レイク達の調査に同行した飛行士。

マールトン レイク達の調査に同行した飛行士。

1巻 あらすじ

1930年アメリカのボストンから4人の大学教授が「南極大陸はかつて温暖で熱帯に近い気候をしていたという説を証明」するための生物調査のため「ミスカットニック大学南極遠征部隊」として南極大陸に向かいました。

お話は、レイク教授の調査チームが消息を絶ったキャンプ地をダイアー教授達が訪れるところからはじまります。

ことの発端は、南極大陸に到着した遠征部隊が深い地層を掘り起こしたことで「未知の生物の痕跡」と思われる粘土板を発見します。

生物学者のレイク教授ゲドニー助手は粘土板がたくさん埋まっている可能性のある地層を求めてダイアー教授達と別行動で調査をはじめます。

レイク隊は悪天候の中、飛行機を使って南極未開の地である北西部を調査しました。一晩中、飛び続けた結果「南極大陸の奥にある漆喰の山脈」を発見します。

レイク隊は強風が吹くなか漆喰の山脈上空を調査し、鋭く突き出した岩に無数の穴が開いていることを見つけます。

レイク教授は飛行機を着陸させて「穴」の調査をはじめました。

巨大な穴の中は鍾乳洞のある巨大な空洞になっており奥へ入っていくと一面貝塚に覆われた場所に出くわしました。更に奥へ進んでいくとそこには見たこともない巨大生物の化石が数体ありました。

1巻 用語解説

ARKHAM (船に記載されていた文字)アーカムは、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトなどの作品に登場する架空の都市。 ラブクラフトの小説で、しばしば登場し、物語の舞台となった中心地である。マサチューセッツ州の都市であり、ミスカトニック大学の所在地でもある。

調査の目的 前カンブリア層の調査。南極大陸はかつて温暖で熱帯に近い気候をしていたという説を証明したい。

調査期間 1930年9月~1931年1月25日

採掘器 ペーポディ教授が開発した新型ドリル。軽量で携帯性にすぐれアタッチメントの組み合わせで様々な地層に対応可。

ダイナマイト 採掘用。

ナサニエル・ピックマン基金 資金支援。

飛行機 5機。組み立て式。

上陸部隊 20人の男と55匹のアラスカ犬

アーカム・アドヴァタイザー紙 打電先

気温 0度~20度の間(ロス島)

本部 アーカム号に置く。(船)

無線機 携帯用、3セット。

南極地図を使って解説

画像をクリックすると拡大します

ロス島 エレブス山、テラー山がある島。ロス島は初期の多くの南極探検の拠点とされた所。ミスカットニック大学南極遠征部隊もこの島に拠点を置く。

エレブス山(エレバス山)3794mの活火山。

テラー山 3230mの休火山。

ピアドモア氷河の彼方の巨大な大地 ロス島から700マイル離れたところにピアドモア氷河がある。2つ目の拠点地。

ナンセン山 クインモード山脈の中にある山。4069m。作中では1万5000フィート(4285m)と紹介されている。

1巻 感想

ラヴクラフトのミステリーホラーの内容と田部剛の絵の素晴らしさで、1巻を読み始めたら一気に休むことなく4巻まで読んでしまいました。

作品の世界に引き込まれて、まるでアメリカドラマを見ているような感覚で漫画を読み進んでいきました。

内容が生物調査を目的としたお話なので、はじめは難しいかな・・・と心配な気持ちで読み進んでいました。

だけど「カンブリアっていつの時代?」って疑問に思っても「カンブリア以前には三葉虫すら生まれていない」とセリフがしっかり解説してくれるので、「ふむふむ、生物誕生前の地球上のことを話題にしてるのね」と想像できます。

だから、内容が分からなくて置いてけぼりにはなりません。

それから、見どころが満載でテンポよく話が進んでいきます。

ワクワクしつつも緊張感を保ちながら1巻末に登場する未知の生物まで到着できました。

ラヴクラフトはダークファンタジーの天才で、田部剛先生も天才で2人の天才がタッグを組んだ作品だと思いました。

ぽふくん
ぽふくん

出し惜しみなく「かっこいいシーン」が出てくるにゃん。

1巻末で未知の生物も登場するので、この先の展開が楽しみんにゃん!

狂気の山脈2 あらすじ、解説、見どころ、感想

2巻 目次と見どころ

<目次>

第七章 完全標本

第八章 緊急事態

第九章 魔の山脈へ

第十章 恐るべき破壊

第十一章 惨劇

第十二章 五芒星の塚で

※五芒星・・・5つの同じ大きさの三角形と5角形からなる星型のこと。

  五芒星

<見どころ>

  • レイク教授の未知なる生物の調査。
  • 漆喰の山脈に現れる巨大都市の蜃気楼
  • キャンプ地で何が起きたのか。

新しい登場人物

ラーセン 飛行機の窓から外をのぞいていたそばかすの青年。

マクタイエ 飛行機に残って無線でレイク隊へ呼びかけをした。

2巻 あらすじ

未知の巨大生物の亡骸を発見そたレイク教授は、洞窟の入り口にキャンプ地を設置し、生物数体をそこへ運びました。

また、レイク教授はダイアー教授達に打電で生物発見を知らせ、地質学の専門家であるダイアー教授に来て確認するよう伝えました。

しかし、猛烈な荒らしに見舞われてダイアー教授達はレイク教授達のキャンプ地へすぐには向かうことが出来ませんでした。

荒らしが去りレイク教授達のキャンプ地へ向かう準備が整いましたが、レイク教授達との通信が途絶えていました。

緊急事態が発生したと感じたダイアー教授はレイク教授達のキャンプ地へ向かいます。

キャンプ地に到着したダイアー教授達は崩壊して無残な姿になったキャンプ地を目のあたりにして驚きます。さらに、レイク教授、他の隊員たち、犬たちの無残な屍を見つけます。

屍は切り裂かれた物、肉をはぎ取られた状態で形をとどめたキャンプ内に吊るされている物のありました。

そして崩壊したキャンプ地の近くに五芒星の形をした人工物があり、その下には下に続く穴が掘られていました。塚。雪が盛り上げられている。そこを掘ると生物標本が出てきた。6体。

のこり8つはどこに?

パーボティ達が帰ってくるもゲドニーは発見出来ませんでした。

ダイアー教授はゲドニーを探しに漆喰の山脈の奥へ捜索しに行くことにします。

2巻 用語解説

過去への門 レイク教授達が発見した洞窟のこと。

ネクロノミコン 禁断の魔導書。古代神話書。ミスカットニック大学図書館にある。

エルダー・シングス 「古代のものども」。禁断の魔導書に記された宇宙の全生命を創造した存在。

クトゥルフ神話 ラヴクラフトが創作した架空の神話。ラヴクラフトの小説に出てくる。

フォークロア・シングス 「伝説的生物」。

エルダー・ワンス 「生存生物」。神話的な呼称。ネクロノミコンに記されている。

レンの大地 太古の呪われた文献「ナコト写本」地球最古の文献

邪神ツァトゥグァ クラーク・アシュトン・スミスが創作した神話内での神のような存在。巨大な力を持っていた旧支配者者。

民族学者ウィルマース ミスカットニック大学文学部教授。

短波  周波数3〜30メガヘルツ、波長100〜10メートルの電波のこと。アマチュア無線、船舶、航空機通信などに使われる。地球の裏側までの遠距離通信が可能である。FM放送などは30~300メガヘルツ。テレビ、携帯電話などは300MHz~3GHz.

短波設備 通信機のこと。

ソープストーン 凍石。レイクが伝えていた。五芒星の形の石。

「漆黒の山脈」場所の考察

画像をクリックすると拡大します

<参考①緯度と経度>

レイク隊長のキャンプ地 「緯度76度16分、経度113度10分」と作中で語られていました。しかし経度に西か東がついていなかった。そのためレイク隊のキャンプ地が「西経」なのか「東経」なのか悩みました。

経度はイギリスにあるグリニッジ天文台を0度と考え、天文台の左側を西、右側を東と定めています。そのため、西側の経度は「西経」東側の経度は「東経」と呼びます。

緯度は赤道より上を「北緯」、赤道より下を「南緯」としています。

そこで、参考にしたのはダイアー教授達の目的地が「東部の調査」であったこと。レイク教授は「北西」にこだわり、行動を別にしたことです。

南極大陸西部の緯度76度16分、経度113度10分の場所をレイク隊のキャンプ地としました。

あくまでも憶測ですので、違う可能性も十分考えられますので、予めご了承ください。測定にはグーグルアースを使いました。

ちなみに南極大陸の「東部」と「西部」は南北横断山脈をさかいに西と東に分けて呼んでいるそうです。

<参考②北西への移動中>

移動中に船を見かけているのでロス島に停泊中のアーカム号じゃないかと思います。なぜならアーカム号に探検隊の本部があり、自分たちが乗ってきた船だからです。

この描写から東部から西部へ移動しているのでは・・・と推測しました。

その後、レイク教授達は眠らず飛行し、北西の奥地に来ていると思われます。緯度と経度が示す場所よりもっと北に来ている可能性があります。

<参考③南極大陸の描写>

1巻はじめに上空から見た南極大陸が描かれています。

南極東部に漆黒の山脈らしきものは、描かれていません。

そして南極西部にも特に漆黒の山脈らしきところは、描かれていません。

ただ、西部上部の海に雲がかかっているようで、大陸と海の境がハッキリ描かれていません。

そのあたりが怪しいのかな?とも思いました。<参考②>でもっと北の可能性があるとつじつまが合います。

でも、そうすると緯度と経度の位置よりはるか上(上記地図では南極大陸の左上の部分)になります。漆喰の山脈の向こうに謎の文明がありそうなので、レイク隊のキャンプ地は作品で語られた緯度と経度の位置でつじつまが合うのかもしれません。

<参考④蜃気楼>

1巻でダイアー教授達が飛行機で東部を調査中に強風に流されてしまうエピソードがありました。その時、前方に遺跡の蜃気楼が現れます。

ダイアー教授達はピアドモア氷河の彼方に第2の拠点を置いて調査していました。

強風により東部から西部方向へ流されてクイーンモード山脈の西側に来ていたらと考えると緯度76度16分、経度113度10分(西経)の場所から上の分部一帯が怪しいのかな?と推測しました。

未知の山脈なので場所が特定できなように書いているのかもしれませんね。

五芒星の塚

レイク隊が発見した13体のうち、破損していた6体は五芒星の塚に垂直に埋められていました。

「狂気の山脈にて2」の作中で掘り起こしている様子が描かれていますが、簡易イメージ画を作りました。

氷土(凍土) 氷を含んだ土壌のこと。0度を下回ると土の中の水分が凍って氷を含む土壌になる。

五芒星の塚  氷土の上に雪を盛り上げて星型を作っている。

五芒星の塚には6つの穴がありました。上記の図の6つ☆印の場所が穴です。

2巻 感想(ネタバレ含ます)

なぞの生物が出て来ました。

レイク教授達は過への門(洞窟)から13体の生物標本を持ち帰りました。

破損のひどかった6体は本当に死んでいた6体で、残り7体は生き返った様ですね。

そして生き返った7体がレイク隊を全滅させ、自分たちの仲間6体を埋めたと考えられます。

この生物は、死んだ仲間のお墓(塚)を作っているので、知識があるように思えます。でも人間を皆殺しにしているので、危険な生き物のようです。

まさか眠っていた危険生物を蘇らせてしまったのでしょうか?

とても危険な生物の様なので、こんな生物を蘇らせたら人類滅亡の危機だと思います。どうなるんでしょうか。

2巻ではダイアー教授達は「何かが起きた」と察知はしているものの「太古の生き物が生き返った」とは考えていませんし、これから漆喰の山脈を超えて行こうという所です。

恐らく蜃気楼となって現れた謎の遺跡が3巻以降に出てくると思われます。

ぽふくん
ぽふくん

いよいよ”彼ら”の棲みかに突撃にゃん!

狂気の山脈3 あらすじ、解説、見どころ、感想

2017年7月24日発行。

3巻の目次と見どころ

<目次>

  • 第十三章 超古代都市
  • 第十四章 石造の巨大迷宮
  • 第十五章 彫刻記述群
  • 第十六章 失われた創世記ー到来
  • 第十七章 失われた創世記ー旧支配者
  • 第十八章 失われた創世記ーク・リトル・リトル

<見どころ>

  • 超古代都市の調査
  • 五芒星の頭を持つ生物について
  • 生命誕生のなぞ
ぽふくん
ぽふくん

SFホラー映画並みの迫力でお話が展開するにゃん!

3巻 あらすじ

ダイアー教授と助手ダンフォースは、行方不明のゲドニーを探しに漆喰の山脈の奥地へ向かって飛行機で飛び立ちます。

2人は飛行してすぐに岩山に窓のように開けられ無数の穴、人工物と思われる建造物を発見します。それは、山脈の奥へと続いていました。

そして、巨大な壁の様に立ちはだかっていた2万4千フィートの山を越えました。

山の向こう、2万フィートを超える高地に巨大都市の廃墟が広がっていました。

眼下に広がる巨大遺跡群に圧倒されたダイアー教授は建造物の内部を調査するためにダンフォースに飛行機を着地するように言います。

ダイアー教授とダンフォースは遺跡が第三紀最新世紀よりも以前に造られた都市であることに驚きながら歩いていると笛の音に似た音が聞こえてきました。

音はレイク教授が「過去への門」と名付けた穴とそっくりな穴から聞こえていました。

音に動揺するダンフォースにこの世界は何十万年も前に死んでしまった世界だと言い落ち着くように言い遺跡の調査をつづけます。

朽ち果てた遺跡の間を縫って歩いて行くと目の前に巨大な塔の建造物が現れました。

塔の上部は崩落していましたが、下部が形を保っていました。2人は巨大建造物の入り口と思われる穴から中へ入っていきました。

建造物の中はとても広くいくつもの通路がありまるで迷路の様でした。

ダイアー教授は迷子にならない様に持ってきた紙をちぎって来た道がわかるように置いていくようダンフォースに言い、慎重に巨大遺跡の中を歩いていきました。

遺跡の中はいたるところに五芒星の印が施られていました。

そして、建造物、爬虫類と思われる生物、星型の頭を持つ生物が沢山描かれたレリーフが施された空間に行きつきました。

そのレリーフは彼等の歴史を描いた物でした。

3巻 用語解説

2万4千フィート 約7300m。ちなみに世界83位のスークアン・リ山(中国)が7309mです。

アイルランドの巨人の道 

アンデス山脈 マチュピチュ

キシュの古代基壁 オックスフォード自然博物館の調査隊が発掘した。古代メソポタミアの都市。

コロナ・ムンディ 世界の屋根。

レンの大地 クトゥルフ神話に登場する架空の大地。

ミ=ゴウ族 クトゥルフ神話に登場する地中外生命体。

ナコト写本 クトゥルフ神話に登場する架空の書籍。人類前を言及しているとされる史上最古の書。

アトランティス

レムリア

ロマーの土地になるオラテオ 幻の大陸

ヴァルーシア

ルルイエ

ムナールの土地にあるイヴ中央アラビアの砂漠にある「名もなき都」

ジュラ紀 約2億130万年前~約1億4550万年前。恐竜の時代。

第三紀 (古代三紀、新第三紀)地質時代区分の1つ。6430万年前~260万年前。ジュラ紀、白亜紀の次の時代。

中生代

裸子植物

白亜紀系の蘇鉄類

三畳紀の棕櫚(しゅろ)

初期被子植物

トーテム

古のもの 彼ら。旧支配者。星型の頭部を持つ超空間の生命体。

ショゴス ゼリー状の無定形な生き物。旧支配者の奴隷。彼らは睡眠波を発してショゴスを操っていた。

ネクロノミコン 禁断の魔道書。アブドゥル・アルハザード。

星型の緑色の凍石  彼らの通貨。

大陸移動説

ク・リトル・リトル タコに似た陸棲の生物。宇宙から来た。

石造都市ルルイエ  ク・リトル・リトルの都市。

爬虫類 巨大な翼を持ったドラゴンに似ている生き物。

ミ=ゴウ 呪われた雪男。ジュラ紀に宇宙から来た。カニに似た姿。半ば菌類、半ば甲殻に覆われた生物。

500万年前の大寒波。ロマーとハイパーボリア大陸を滅亡させた。 

3巻 感想(ネタバレ含む)

レイク教授達が発見した未知の生物の正体が分かります。

彼等が宇宙からやって来たこと、彼等が地球で行ってきたこと、彼等の歴史、そして再び別の宇宙生物がやって来るなど、詳しく説明されています。

五芒星の生物が宇宙からやってきたように、巨大タコの宇宙生物、巨大カニの宇宙生物がやってきたり、五芒星の生物が奴隷として作りだしたショゴスが反乱をおこしたりする様子は、知的生命体であるはずなのに、どことなく人の歴史と似ていて面白いと思いました。

あと、五芒星の生物が食用として生み出した生き物の1つに「猿人」がいました。作中ではサクッと紹介されているだけでしたが、映画「猿の惑星」を思い出しました。

漫画だと原作本からイメージされた絵が展開されるので、とても分かりやすいし、遺跡、建造物、宇宙生物の絵などとてもかっこいいです。

絵を眺めているだけでも面白くて飽きません。

ラヴクラフトの想像力ってすごいと思いますし、それを絵で表現してくれた田部剛先生にも感謝です。

ぽふくん
ぽふくん

”彼ら”のことは分かったにゃん!この先に何が起こるにゃん!?

狂気の山脈4

4巻 目次と見どころ

<目次>

  • 第十九章 ケドニー
  • 第二十章 ”なにが”が・・・
  • 第二十一章 ショゴス
  • 第二十二章 凍原(コールド・ウエイスト)
  • 第二十三章 狂気の山脈
  • 最終章 アーカムにて

<見どころ>

  • ゲドニー発見
  • 奈落へと繋がる迷路の様な通路
  • 白いペンギンとの遭遇
  • ショゴス現れる

4巻あらすじ

巨大な塔の中にある壁画彫刻をたどりながらダイアー教授とダンフォースは奥に続く通路を歩いていきました。

壁画彫刻の損傷のはげしい場所があり更に歩いていくとガソリンの匂いがします。2人はキャンプ地から持ち出した物だと確信し近くにゲドニーがいるはずだと考えます。

すると奥の通路につづく廊下の上に橇を引きずったあとがある事に気がつきます。2人はその跡に従って奥へ進んでいくとそこは行き止まりになっていました。

しかし、別の通路にレイク隊のキャンプ場の備品が沢山ころがっていました。そして、ゲドニーが書いたものと思われる彫刻記述の地図と建物の絵が描かれた紙がありました。

その通路は外への出口に繋がっていました。外へ出て歩きはじめると2台の橇が放置されているのに気がつきました。

橇の近くには建物の中に続く別の入り口がありました。2人はその入り口から中に入るとそこには、ゲドニーの遺体と犬の遺体が置いてありました。

2つの遺体は1度解剖したあとがありました。

ダイアー教授が”彼ら”がやったとしか考えられないと言ったとき生き物の鳴き声が聞こえてきました。

ダイアー教授はその鳴き声がペンギンの鳴き声であることに気がつきます。そして、その鳴き声めざして歩くことを提案します。

ダイアー教授とダンフォースが建物の奥に進んでいくと、広い通路には何かを引きづった様な跡がいくつもありました。

その跡は鳴き声のする通路に続いていました。2人はさらに奥に入っていくと巨大なドーム状になってる場所にやってきました。

そこには、6フィート(約183cm)の巨大ペンギンがいました。ペンギンは目が退化して開くことは出来ず、毛は真白でした。

さらに奥へと続く通路があり進んでいくと強い悪臭にレイク隊の備品がありました。

この場所にも壁面に彫刻が施してありましたが、先ほど見てきた物と比べると粗悪な作りでした。

今まで歩いてきた通路とは何か雰囲気の違う通路でした。そして、奥に進むにつれて悪臭はさらに強くなります。

ダンフォースは漆喰の山脈を超えてきたキャンプ地にもどることを提案しますが、ダイアー教授は取り付かれた様に奥へと進んでいきました。

ダイアー教授の進んだ先には無残な姿になって横たわる旧支配者の遺体がありました。

4巻 用語解説

ショゴス 旧支配者によって創造された生物。

テケリ・リ テケリ・リ ショゴスの鳴き声。自分たちを創造した旧支配者達の言葉を真似た音。

レン台地 クトゥルフ神話に登場する架空の土地。架空の古代人が支配していた土地。

カダス クトゥルフ神話に登場する架空の土地。「カダスの源になった土地」とは旧支配者たちの南極の都市を差す。

ヨグ=ソトート クトゥルフ神話に登場する架空の神。

4巻 感想(ネタバレと考察)

ダイアー教授とダンフォースは何とかショゴスから逃げられました。

建造物の調査でダイアー教授は取り付かれたように奥へ奥へと進んで行き、それに従う形でダンフォースがついて行きました。

もしかしてダンフォースはショゴスに捕まってしまうんじゃないかとハラハラしましたが、無事に帰って来れてよかったです。

旧支配者たちの都市をあとにし漆喰の山脈上空を飛んでいるとき、ダンフォースが何かを見たようでした。何を見たのか作中では語られることはありませんでしたが、最後のページに漆喰の山脈の間を無数のショゴスがウネウネしている様子が描かれています。

ダンフォースが飛行機の中から見たのは、この光景だったんじゃないでしょうか。

ぽふくん
ぽふくん

面白かったにゃん。映画でみたいにゃ~♡

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