「ふつつかな悪女でございますが 」2巻の登場人物とあらすじ&感想

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「ふつつかな悪女でございますが」6話~最新9話までの登場人物とあらすじを紹介。感想はネタバレありです。1巻で莉莉と打ち解け合った慧月(玲琳)でした。6話から慧月(玲琳)が積極的に行動しはじめます。また、玲琳(慧月)も思っていた現実と違うことに動揺します。

≪感想≫には多少のネタバレを含みますが詳しい内容は記載してないので安心して読んでいただけます。(^^♪

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主な登場人物

黄 玲琳 黄家の雛女。主人公。慧月と入れ替わり、今は慧月

朱 慧月 朱家の雛女。炎の術をあやつるなど術師。玲琳といれかわり、今は玲琳

莉莉 慧月つきの下級女官。母は踊り子だった。

詠 尭明 詠国の皇太子。玲琳を慈しみ、慧月を嫌っている。

辰宇 役人・鷲官長。尭明とは異母弟。

雅容 白練。上級女官。莉莉に慧月を殺すように命ずる。

6話 あらすじ

6話 あらすじ

玲琳の体に入れ替わった慧月であったが、玲琳の体は想像を絶する虚弱だったため起き上がるのもやっとの状態になっていました。

そこではじめて本物の玲琳が行事を休んだことはなく、高熱を出しても普通にふるまっていたことを知ります。

そして大きな箪笥いっぱいに薬がしまわれていて、本物の玲琳がみずから薬を調合して服用していたと知るのでした。

今の玲琳(慧月)には薬の調合がわかりません、彼女は苦しみの涙を流すのでした。

一方、慧月(玲琳)は、夜になっても戻らない莉莉を心配していました。

そして以前の彼女は、自分の体調を取り繕うことに必死すぎて、周りの人々をしっかり観察することができなかったと、自分の世間知らずさを反省するのでした。

そこへ炎像の術で玲琳が現れます。彼女はとても苦しそうな様子で慧月に助けを求めました。

7話 あらすじ

7話 あらすじ

炎像の術で現れた玲琳が去ったあとに莉莉が帰ってきました。

莉莉は雅容(白練)にもらった「かんざし」と「お米」を返しにいきましたが、待ち合わせ場所に雅容は来ませんでした。

そこで、慧月は、莉莉と雅容の間で話し合が出来なかったのなら、自分がちょくせつ清佳様と会って話しをすると言います。

三日後の中元節に参加するれば清佳様に会うことが出来るからでした。

※中月節・・・豊穣の願って舞を奉納する儀式。

慧月は儀式に参加するため、莉莉と自分の着物の用意と舞の練習をするのでした。

感想(ネタバレあり)

どんな事にもへこたれず前向きな慧月(玲琳)の姿に元気がもらえる7話でした。 

そして莉莉が、以前は大嫌いだった慧月が、別人と思われるほど思いやり深い人に変わったことを不思議に感じつつも好意を抱く姿が素直で良い人だと思いました。

思った事をなんでも口にする莉莉とたくましい慧月の仲の良さにホンワカします。

また、辰宇も慧月の変化を素直に認めていましね。

一方、玲琳を溺愛する暁明皇太子の慧月への嫌悪感がすごいですね。

愛する人を柵の外へ突き飛ばした相手だから許せないのも分からなくもないですが。

しかし、自分が玲琳だと思っている相手が「慧月」だと分かったらどうするんでしょうかね?

そして「殺してやりたい」と思うほど憎んでいる慧月が実は「玲琳」だと分かったら・・・。(^_^)

お話の中では権威者ではない莉莉、辰宇は性格の悪かった慧月の変化を受け入れ、今の姿を認めつつあるのに対して、皇太子は変化を感じつつも認めようとしないですね、ガッカリです。この先、変わっていくのでしょうか?

次回8話は慧月を嫌っている暁明皇太子と清佳様の前で慧月が舞を披露します。どんな展開が待っているのかとても楽しみです。

8話 新しい登場人物&あらすじ

新しい登場人物(再登場人物)

金 清佳 金家の雛女(再登場)

玄 歌吹 玄家の雛女(再登場)

藍 芳春 藍家の雛女(再登場)

金家の女官たち 

朱貴妃 慧月の教育係の妃(再登場)

黄 絹秀 皇后。玲琳の伯母にあたる。(再登場)

冬雪 玲琳つきの筆頭女官。(再登場)

あらすじ&感想(多少ネタバレありです)

雛女たちが豊穣の舞を披露する中元節がはじまります。

この中元節を仕切っているのは秋を司る金家でした。

金家の雛女清佳は玲琳を突き飛ばした朱 慧月が許せませんでした。そのため中元節に参加する慧月にみじめな思いをさせようと待ち構えていました。

一方、皇太子も慧月を嫌っていたため、彼女が中元節に参加することを快くおもっていませんでした。しかし、玲琳の態度の変化に疑問をいだきはじめていました。

辰宇は皇太子のそばで中元節がはじまるのを見守っていると、慧月が莉莉と共に会場に入ってきました。

会場に現れた慧月の美しさに皇太子、辰宇、金家の雛女をはじめその場に居合わせた者たちは言葉を失ってしまうのでした。

そして、雛女達は順番に舞はじめます。

※中元節・・・中国の重要な年間行事の1つ。日本のお盆に当たる。お中元の由来と言われている。漫画の「中元節」が中国の「中元節」と同一かは不明です。

感想(ネタバレあり)

8話は見どころが満載のお話でした。

・慧月と莉莉の衣装・・・とても綺麗な衣装を着ています。琳琳は華やか、慧月はシンプルな柄ですがまるで天女の様でした。

・慧月と金 清佳のやりとり・・・雛女清佳の冷たい態度と言葉に対して、慧月は動じずしなやかに対応しつつもあきらめず食い下がる粘り強さ。

・雛女たちの舞・・・あまり出番のなかった雛女たちが順番に美しい舞を披露します。

・慧月の舞・・・天女が舞い降りたと言わしめた美しい舞。

・雅容のなぞ・・・金家の女官だと思われていましたが違うらしい。では誰の女官?!

他にもみどころは沢山ありました。

たった1話ではもったいないと思えるぐらい濃い内容で、とても楽しめました。

慧月(玲琳)は玲琳(慧月)と入れ替わってからと言うもの本物の慧月のおこないによって、さんざん虐げられてきました。

殺されかけてもいました。8話で少しではありますが巻き返しが出来たことが気持ちよく、これからどんどんこの調子で巻き返して欲しいです。

そして、気になるのは「雅容」のことです。彼女はいったい誰の女官なのでしょうか?

わたしは「朱貴妃」が怪しいと思っていますが、この考えには疑問があります。

慧月と莉莉は朱家の人なので、朱貴妃の女官だったら莉莉が知っていてもおかしくありません。

それと、慧月を雛女として教育していたのは朱貴妃です。自分が大切にそだてた雛女を殺そうとするのもおかしいですよね。

わたしの好きな「考察」要素が加わり増々おもしろくなってきました。

8話はスッキリできるお話で、続きもたのしみです。

第9話 新しい登場人物&あらすじ

登場人物

黄 絹秀 皇后。玲琳の伯母にあたる。(再登場)

冬雪 玲琳つきの筆頭女官。(再登場)

金 清佳 金家の雛女(再登場)

黄家の女官たち

文昂 鷲官長の部下(再登場)

あらすじ

冬雪の知らせで、玲琳(慧月)の容態がとても悪いことを知り、中元節のお祝いが一変、不穏な空気に変わります。

皇后と皇太子は玲琳の元へ行くために退場しようとします。

すると、慧月(玲琳)が自分も一緒に玲琳(慧月)の元へ行きたいと申し出ました。

彼女は玲琳を看病したいと言うのです。

その言葉に皇后と皇太子は怒りをあらわにします。

それでも慧月(玲琳)は、玲琳(慧月)を救いたい一心から、一歩も引きませんでした。

そこで皇后はある提案を出すのでした。

感想(ネタバレあり))

玲琳(慧月)の体調のことは、慧月(玲琳)が1番しっていること。

何とかして慧月(玲琳)を玲琳の元へ向かわせたいと思いましたが、そう簡単ではありませんね。(^^;)

そうですよね、慧月は玲琳を殺そうとしたのですから・・・誰からも信用されていません。これは当然。

それでも食い下がった慧月は立派だと思いましたし、皇后の提案を心よく引き受けたのもさすがスーパーポジティブ人間。

そんな慧月を心配する鷲官長(辰宇)。

2人のやり取りがいいですなぁ~。

見つめ合う場面で、ドキドキ、ニヤニヤしちゃいました。(^_^)

辰宇は別人の様に変わった慧月に惹かれていましたね。

それが、慧月に伝わるシーンがありましたよ。( *´艸`) うれしい。

彼女の前向きな気持ちと行動に、読んでるだけで気持ちが良くなります。

彼女の積極性とポジティブさを見習いたい!

わたしは、いつも出勤前になると憂鬱な気持ちになってしまいます・・。

だけど、仕事を続けてるのは「楽しい」と思う部分もあから。

ほんの少しでも楽しいと思う部分があるなら、その部分のことをたっぷり考えて、積極的な気持ちで出勤しようと思いました。

9話では「破魔の弓」が出てきます。

漫画の中で「弓音で病魔をおびえさせ、的を射る音によって病魔を祓う」と言っているので、お祓いのようです。

日本には「破魔矢(はまや)」というものがあり調べてみました。

「破魔矢が破魔弓で射ることで、魔力を破り浄化させると言われている。」お祓いです。

新年に宮中でおこなわれる「射礼(じゃらい)」という行事もこれに当たります。

ちなみに「破魔矢」はお正月に、神社・寺院で売っている縁起物の「弓」です。

第10話 あらすじ

登場人物

絹秀皇太后  皇太子の母(再登場)

玲琳の父 

冬雪  玲琳つきの筆頭女官。(再登場)

あらすじ

危篤状態になった玲琳(慧月)のために、一晩中「破魔の弓」を放ちつづけた慧月(玲琳)は、疲労のために意識をうしなってしまいました。

一方、皇太子は玲琳(慧月)が心配で眠ることがでず、はじめて玲琳と出会ったときの事を思いだしていました。

それは、5年前、墓参りのために絹秀皇后と黄家を訪問したときでした。

尭明 皇太子は、生まれつき龍気まとっていたため、常に一方的な溺愛の対象となり、乳母にさらわれたり、武官におそわれそうになったりしていた。そのため、玲琳に会うまでは「龍気に群がる蛾が増えるだけ」と考え、うんざりしていました。

しかし、玲琳は他の者たちとは違いました。

※1刻・・・現在の15分~30分ぐらい。(漫画のなかでの使われ方は不明です)

感想(ネタバレあり)

第10話もとても面白かったです。

慧月(玲琳)は手の皮が破れて血だらけになっても弓を放つ手を止めませんでした。はじめは的を大きくはずしていましたが、次第に的に近づきはじめます。

彼女は自分が少しづつ上達していることに気がついてからは、いっそう気持ちを込めて弓を放っていたんじゃないでしょうか。

力をぬかず、心を込めて、しっかり集中して、ひと弓、ひと弓・・・丁寧にはなっていたと思います。

そんな彼女の思いが玲琳(慧月)に伝わったように思いました。

玲琳(慧月)も意識は失っているものの生きようと必死だったのでは。

慧月(玲琳)の弓が的に近づきはじめると、玲琳(慧月)も容態が回復しはじめたとのことです。

また、玲琳(芸月)の「破魔の弓」は皇太子の心も動かしたようです。

毎回、芸月(玲琳)の前向きな姿勢に感動します。彼女は心に曇りがなくていつも真っすぐです。読んでいて気持ちがいいです。

そんな慧月(玲琳)ですが、冬雪があらわれて彼女に向かって涙を流しながら「玲琳様なのですね」といいました。

いったい冬雪になにがあったのでしょうか?

入れ替わりがバレてしまいましたが、慧月(玲琳)はどうするのでしょうか?

また、玲琳(慧月)はどうなっちゃうのでしょうか?

次回、気になることが盛りだくさんです。

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「ふつふかな悪女でございますが」1巻(1話~5話)の登場人物とあらすじは下記から確認できます。

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