悪の華道を行きましょう 1巻 あらすじ、感想、相関図

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【悪の華道を行きましょう】1巻(第1話~第5話)の登場人物とあらすじ、感想。相関図。美貌の悪女セレステイーヌと悪名高き醜い宰相との幸せな結婚生活。ネタバレはありません。

漫画:やましろ梅田 原作:真冬日 

「悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ!アンソロジーコミック{集録作品}」

ぽふくん
ぽふくん

サクッと読めるあらすじにゃん。

まとめに時系列あるにゃん。

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第1話 悪の華道を行きましょう

登場人物

セレステイーヌ   悪役で美しい公爵令嬢。前世では年上男性に憧れる枯れ専だった。

宰相  若い娘が好きなハゲデブおやじでガマガエルそっくりな容姿。

第一王子  第1集のハンサムボーイ 

王子の婚約者 

陛下  王子の父

あらすじ

セレステイーヌ宰相との結婚式中に前世の記憶がよみがえります。

今いる世界は前世の時にプレイしたゲームの世界であると

そして自分は王子の婚約者ですが悪役令嬢であり、恋敵のヒロインが王子と相思相愛になってしまいました。

セレスィーヌはヒロインを排除しようとさんざんイジメましたが、惨敗します。

あげく王子の差し金で醜い中年男と結婚することになってしまいました

結婚式の招待客が忍び笑いをするなか、前世の記憶が蘇ったセレステイーヌは宰相を目の前にして赤面してしまいます。

自分の気持ちに戸惑うセレステイーヌと冷淡な宰相の新婚生活がはじまります。

感想

セレスティーヌは、王子の差し金で醜い中年男の宰相と結婚するも前世の記憶が蘇ったことで男性の好みが一転してしまいます。

彼女の前世の部屋に飾ってあったのは「宰相のポスター」と「宰相のフィギア」。

前世で大好きだった宰相と結ばれたセレステイーヌは、宰相に愛情を注ぎはじめます。

そんなセレステイーヌに宰相も心から惹かれていきます。

キレイな絵で好きです。

宰相は可愛くコロンとした姿で描かれています。

若い女好きの醜い中年男と表現されていますが、頭が切れて有能なうえ、シャイでセレステイーヌ一筋なのです。

セレステイーヌの深い愛情と宰相の関係に心がホッコリしました。

その一方で、セレスィーヌの幸せに嫉妬した王子とヒロインが2人の邪魔をしようとしますが、もはや宰相とセレステイーヌにはかないません。

悪人となった王子とヒロインを一挙両断するさまは、痛快で気持ち良かったです。

読んでスッキリしました。

第2話 悪の華道を潰しましょう

新しい登場人物

孤児院の院長 

孤児院の子供たち

テト 孤児院の子。小さな男の子。

イーサン 孤児院の子。年長者。

あらすじ

セレステイーヌ宰相新しく所有することになった領地の視察にやってきました。

ウサギが走りまわる自然豊かな美しい土地です。

そこには、前領主がとても目にかけていた孤児院があり、宰相は孤児院にあいさつに来ました。

孤児院到着後、宰相と院長は今後について話し合う為に館内に入っていき、セレステイーヌは子供たちに用意したプレゼントを渡し始めました。

子供たちは親切で美しいセレステイーヌに好意を寄せ始めますが、年長者のイーサンだけは立てつくのでした。

一方、館内では宰相と院長が前領主であった男爵の話をはじめます。

前領主の男爵とは「悪の華道を行きましょう」に登場した王子でした

感想

「悪の華道を行きましょう」の第3話として発売されましたが、このお話は第1話と第2話の間のお話です

第1話のつづきが第3話につながっています。

お話はセレステイーヌと宰相が馬車にゆられているところから始まります。

田舎の景色を堪能するセレスティーヌに、ホンワカした気持ちになりました。

孤児院にあいさつに来た宰相は、「悪い噂が絶えない宰相」とは思えないぐらいの「いい人ぶり」で話しは進んでいきます。

宰相は本当は「いい人」なんじゃないの?と思っていたら・・・。

また、王子の悪徳ぶりにも驚かされる話しでした。

イーサンが活躍するお話があるのでしょうか。楽しみです!

第3話 百合の華道を進みましょう

登場人物

孤児院の子供達  第3話登場

セレステイーヌの召使

クララ  ブルッス家の令嬢 

セレステイーヌの取り巻き

クララの取り巻き 

あらすじ

セレスィーヌの元に、孤児院の子供達から手紙と小包が届きます。

それを見て喜ぶセレスィーヌでした。

夜のパーティーに宰相とセレスィーヌが現れました。

セレスィーヌは自分の容姿を生かす装い、機知に富んだ会話で社交界の華でした。

そんな彼女に憧れる若い令嬢は多く、クララもその1人です。

クララはセレスィーヌに似た装いで注目を集めようとしますが、逆にセレスィーヌの取り巻きから反感をかってしまいます。

感想

今回は夜会(夜のパーティー)が話しの舞台になっています。

そして第3話もセレスィーヌの宰相大好きぶりが発揮されています。

セレスィーヌが取り巻き方と宰相の話しをするシーン、彼女は頬を染めて楽しそうに話していますが、お友達は引いています。

「加齢臭」を「芳ばしい」と表現するあたり筋金入りの「枯れ専」だと思いました。

共感は難しいですが、セレスィーヌの宰相に対する愛情にホッコリします。

セレスィーヌを真似た装いで登場するクララは、小さいセレスィーヌでかわいいと思いました。

セレスィーヌと張り合おうとしたばかりに、とんでもない事になって行きましたが、最後はかわいい少女になっていました。

セレスィーヌの悪の華は、人の毒を抜いて咲き誇る華のようですよ。

カッコよくて素敵です。

実際に彼女のような人が身近にいたら憧れちゃうだろうと思います。

第4話 悪の華道を追いましょう 

新しい登場人物

マルク  宰相の息子 

マルクの元婚約者

あらすじ

「悪の華道を行きましょう」でセレスィーヌ宰相は心から愛し合う関係になります。

ところが速くも宰相に浮気疑惑がもちあがります。

宰相の浮気相手と思われる女性は地味な人でした。

自信に満ちて華々しいセレスィーヌとは真逆なタイプです。

セレスィーヌは「自分にはない要素を持った」この女性にとても動揺するのでした。

そんなセレスィーヌをみかねたマルクは、真相を確かめるために宰相の浮気現場を押さえることにします。

2人が向かった先は・・・マルクの知っているお屋敷でした。

宰相と若い女性、2人きりでいる所にマルクとセレスティーヌがあらわれます。

感想

今回はマルクを中心に話しが展開していました。

ストーリーは「宰相の浮気疑惑」からはじまりましたが、青年マルクの登場で宰相とセレステイーヌの間に亀裂が入るんじゃないかとハラハラしながら読んでいました。

しかし、マルクはセレステイーヌに惹かれつつも宰相との仲を裂こうとせず2人を見守る立場をとっていることに安心しました。

話しのテンポはいいですが、1つ1つの出来事を会話で終わらせるのではなく1つのエピソードとして描けば読み応えがあって、「悪の華道を行きましょう」をもっと楽しみたいファンは嬉しいと思いました。

第5話 悪の華道を待ちましょう

新しい登場人物

ジェイス 隣国の王子。留学生。未成年。

ジェイスの妹 セレスティーヌに憧れている

ジェイスの母 ジェイスの回想

赤ちゃん セレスティーヌと宰相の子供

あらすじ

隣国に短期留学することになったジェイス

彼の妹は、人気小説「クリスティーヌ」のはなしの元となったセレスティーヌに憧れています。

兄の留学先にセレスティーヌが住んでいることが羨ましくて仕方ありません。

しかし、ジェイスはセレスティーヌを金と権力に飽き足らず若い男性をも欲する女性と思い、嫌悪感をいだいています。

いよいよ隣国にやってきたジェイスは、自分のために開かれたパーティーで、セレスティーヌと出会いました。

感想

ジェイスは植物を愛する心優しい青年です。

そんな彼は、セレスティーヌの優しさ、聡明さ、美しさに心を奪われてしまいました。

第5話でセレスティーヌは男の子を出産しました。

母となったセレスティーヌは、慈愛に溢れた素晴らしい女性になっていました。

ジェイスが心を奪われるのも無理ありません。

今回は、宰相、マルクが青年の恋心に気がついて邪魔しようとします。

権力者の宰相と美男子のマルクが、セレスティーヌに夢中なんだと思うと、気持ちがいいですね。

また1人セレスティーヌファンをつくりました。

書き下ろし小説「悪の蕾と出会いましょう」

宰相がはじめてセレスティーヌと会ったときのお話です。

まだ幼児(2歳ぐらい?)のセレスティーヌが宰相に挨拶します。

宰相は天使のように可愛らしい容姿に気の強さを感じる目力に惹かれ、息子のマルクのお嫁さんにしたいと思いました。

次にセレスティーヌに会ったときは、素敵な少女に成長していました。

セレスティーは宰相に挨拶しました。

宰相は、マルクより年下のセレスティーヌが、マルクよりしっかりしている印象を持ちます。

宰相の「マルクの嫁にしたい」という気持ちがさらに強まりました。

そして、セレスティーヌが王子の婚約者となったころに、再び宰相と会いました。

とても美しい公爵令嬢に育っていたセレスティーヌです。

しかし、この時のセレスティーヌは宰相と目があったときに「嫌悪の色」を浮かべます。

そして、後日、王子が宰相のところへやって来て「セレスティーヌとの婚約を破棄したい」と言い出しました。

感想

宰相目線で描かれたセレスティーヌとの出会いの話しでした。

まるで、絵に浮かぶかのように情景が浮かんできました。

とても読みやすくで面白かったです。

これを読むと宰相が悪人なのではなく「常識人」で「繊細」「優しい人」なのがわかります。

いっぽう、王子は性格が悪くてイヤな人でした。

ソリィエ国の婿になって遠くに行ってよかったと思いました。

書き下ろし漫画「ポイントは鈴」

土砂降りの雨と雷のなる夜、人気のない廊下で旦那様(宰相)と若い青年が話しをしています。

旦那様は「セレスティーヌは眠っているので大丈夫だ」といい青年にもっと近づくようにいいます。

青年は困った様子で旦那さまを拒むも逃げませんでした。

そこへセレスティーヌがあらわれました。

感想

旦那様はセレスティーヌのことが大好きだと思っていたのに?!

いったい何事?!

うわ~やめて!旦那様はセレスティーヌ一筋じゃないの?

一筋だけどそうじゃなかった・・・。

セレスティーヌに厳しく言われて、たじろぐ旦那様かわいいでした。

まとめ

1巻はセレスティーヌと旦那様の新婚生活が描かれていました。

最後に「書き下ろし小説」と「書き下ろし漫画」が読めてお得な気持ちになりました。

「書き下ろし小説」では旦那様目線のセレスティーヌが書かれていたので「新鮮」に感じました。

「書き下ろし漫画」は短編ですがリラックスして読めるので好きです。

続きのあらすじは下記から読む事ができます。

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