2017年9月1日発行。著者:佐竹幸典。漫画「魔女と野獣」1巻の登場人物、あらすじ、見どころ、感想を紹介しています。ネタバレはありません。
1話目から魔獣があらわれ、アシャフとギドの激しい攻防シーンが描かれています。
<この記事で分かること>
第1話~第4話ごと
登場人物、あらすじ、見どころ、感想を紹介。
第1話 魔女と紅蓮の街 序幕
登場人物
アシャフ 棺桶を背負っている。背の高い男性。主人公。
ギド 綺麗な少女。主人公。
魔獣 2本の足で歩く巨大サメの姿の魔獣。
イオーネ 魔女。
マリー 魔女を師匠(せんせい)と呼んで慕っている少女。
悪しき魔女 昔、街に災いをもたらしたと言われている魔女。
あらすじ
西欧の建物が立ち並ぶ美しい街にやってきたアシャフとギドの目的は魔女に会うことでした。
2人が魔女の居場所をたずねていると、飛行船より大きな2本足のさめ(魔獣)が、街を破壊しながらやってきました。
街の警察官が集まって野獣を追い払おうとしますが、太刀打ちできません。
ギドは野獣を操っているのは魔女だといいます。
そこへ買い物袋を持った若い女性があらわれ、一瞬で野獣を吹き飛ばしてしまいました。
彼女がこの街に住む魔女でした。
見どころ
- 西洋風の美しい街並み
- サメの姿をした巨大な魔獣
- 街を救った魔女の正体と目的
感想
はじめに絵がとても綺麗だったので惹かれ、魔女が登場するファンタジーも好きだった為、どんなお話だろうかとワクワクしながら読み始めました。
物語のはじまりの説明もなく始まりました。何が起きているのかわからず、頭の中が「?」でいっぱいになりました。
主人公のアシャフとギドの説明もなかったので、何者なのかもわかりませんでした。
読み進めていくとおぼろげに2人が何者なのかみえてきました。
第2話 紅蓮の街 終幕
あらすじ
魔女の魔術によって出現した巨木に十字姿で串刺しにされたギドは口から血を吐きながらも力尽きていませんでした。
アシャフは魔女イオーネの目論見のために使われた少女たちを守ろうとします。
イオーネは自分の目論見を知ってなおかつ自分に向かってくるギドとアシャフに対して何者なのか疑問に思います。
イオーネはアシャフに向かって自分のやってることを正当化しますが、一緒にいたマリーはイオーネのおこないをきっぱりと否定します。
そして、涙を流しながら今まで街のためにおこなってきた良いおこないは何だったのかと言います。
イオーネは口元に笑みを浮かべて復讐は気持ちがいいと言うのでした。
見どころ
- 戦いのシーン、状況など、綺麗なイラストで表現されてる
- イオーネとマリーの会話
- ギドの痣(あざ)と目的
- 魔女の戦闘シーン
- ギドとアシャフが何者なのかわかります
- アシャフの背負ってる棺桶の中身もわかります
感想
残酷な描写にドキッとしました。絵が綺麗なのでドロドロした暗い印象は受けませんでした。嫌な気持ちにもならず読み進められました。
魔女の戦闘シーンはとても迫力がありました。セリフでは説明がされていないので、1コマ1コマ丁寧に確認しながら読み進んでいきました。そうすれば、何がおきていて何のシーンなのか分かります。
小さなコマも見逃せないなぁと思いました。
最後は「ホッ」とする終わり方で安心しました。あと、ギドとアシャフが何者で何の目的があって魔女に会いたがっていたのかも分かりました。
スッキリしました。
第3話 平和な日々
登場人物
巨大な鳥の魔獣 お屋敷の主人のコレクション。
お屋敷の主人
あらすじ
大きなお屋敷から巨大な鳥の魔獣が逃げ出しました。それを捕まえるためにアシャフとギドがやってきました。
お屋敷の人に何がおきたか説明を受けているアシャフとギドの元に、野獣に吹き飛ばされた男性が落ちてきました。
ギドはそんな事はお構いなしで、お屋敷の中庭に入っていきました。
そこには巨大な鳥の魔獣がいました。屋敷の男性達で捕まえようとしますが、全くダメです。
ギドはそれを見てバカバカしいと言いやる気がないので、アシャフが液体を操作する魔術を使って野獣を取り押さえました。
見どころ
- 逃げた野獣を捕まえるところ
- ギドと魔響教団の関係
- アシャフとギドの普段の仕事
感想
第1話の黒い羽が沢山飛んでくるアシャフの魔術かっこよくて好きですが、液体を操作する魔術も面白かったです。
アシャフが一流魔術師なのは漫画を読んでいると納得できます。いざと言う時やギドのサポートをするとき、また人を助けるとき、アシャフの魔術はしっかり役目を果たしています。アシャフが出てくると安心感あります。
第3話は、アシャフとギドの普段の仕事の様子が描かれていて興味深かったです。
それと、ギドはいつも何か食べています。大食いなんでしょうか。食べてる姿も可愛いので好きですが。
第4話 魔女の戯れ
ヘインス ハイデン市警の魔術師。事件の指揮官。
男性刑事 メガネの男性。
ルーベン・コール警部 ヘインスの恋人で魔術の師。
ヘインスの2人の子供。
「聖騎士団」 世界の平和を守る為の騎士団。魔女事件は聖騎士団の管轄。
あらすじ
場所は「第4大陸 西部 フェレース地方都市ハイデン」です。
そこで通称「魔女の戯れ」と呼ばれる連続殺人事件がおきていました。犠牲者はすでに36人におよんでいます。
この夜も殺人事件がおき、ハイデン市警の魔術師ヘインスと男性刑事は現場にいました。
殺人犯と市警の交戦もむなしく大量の死者を出しました。
男性刑事はハイデン市警の無力を痛感し、相手が魔女なら「聖騎士団」の領分だといいます。それに対してヘインスは分かったと答えるだけで何も手をうつ様子がありませんでした。
帰宅途中のヘインスはアシャフとギドに出会います。
見どころ
- ヘインスの過去と目的
- 犯人が犯行現場に残した言葉
- ミステリー
感想
沢山の人が殺されている殺人事件ということで、悲惨で陰鬱な場面が多いです。
魔術を使っての犯行なので「魔女」が犯人とされていますが、魔女らしい人物は登場しません。
犯人は出てきますが顔が老婆とも老人にも見える容姿です。男性か女性かハッキリわかりません。ただ、がっちりした体形に見えましたが、手は指が細く爪が長いので魔女の手に見えます。
でも、第1話と2話の魔女は可愛いくて魅力的な女性でした。彼女とは雰囲気が全く違います。
今回もギドちゃんが料理をバクバク食べているシーンが出てきます。ステーキ、パスタ、ムール貝、鳥のモモ、ハム、などなど・・・美味しそうです!食べたい!
第4話は2巻に続きます。
事件の真相はまだ明らかになっていません。
ヘインスさんと事件の関わりも気になりますが、ギドちゃんはやる気満々です。ギドちゃんの戦闘シーンが楽しみです。
1巻 まとめ
- 第1話~第2話 アシャフとギドが魔女と激しく攻防します。
- 第3話 アシャフとギドの普段の仕事の様子が描かれています。
- 第4話 第4大陸西部フェレース地方都市ハイデンでおきている連続殺人事件のミステリー。
流し読みだと細かい出来ごとを取りこぼすかもです。
丁寧にゆっくり確認しながら読むと取りこぼししないし、発見があって面白いですよ。
「魔女の戯れ事件」アシャフとギドの活躍が楽しみです。
それでは、またね。
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