夏目アラタの結婚 2巻あらすじ、感想(ネタバレあり)

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【漫画】夏目アラタの結婚 2巻のあらすじ、感想(ネタバレあり)。真珠は自分がストーカーされていたと告白しました。また、真珠から桃ちゃんに手紙が届き「会いたい」と言ってきました。

ぽふくん
ぽふくん

2巻も真珠がすごく怖いにゃ。だけど面白くて一気によんだにゃ。

<2巻の主な内容>

  • 真珠はストーカーされていた。
  • 現場に4人目の血痕があった。
  • アラタは本気で真珠を好きになると決める。
  • 桃ちゃんが真珠に会いに行く。
  • ストーカーの存在を証明できる人物発見。

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主な登場人物

夏目アラタ (30代)主人公 児童相談所職員

品川真珠 (20歳)ヒロイン 品川ピエロ。連続バラバラ殺人事件の容疑者。

宮前光一  (30代) 真珠の弁護士。真珠の無実を信じてる。

桃ちゃん(桃山香)(30代)児童相談所職員 職場の先輩でアラタの相談相手。独身。

所長(大高利朗) アラタ達の所長。問題児だったアラタを知ってる。

山下卓斗くん(14歳)父親が被害者の1人。まだ首が発見されていない。

山下卓斗くんのお母さん

周防沙菜   須藤英介の妹。お兄さん(被害者)が大好きだった。

周防英介の母 足が不自由で車椅子生活。

<品川ピエロに殺された3人>

周防英介(スオウエイスケ)30代 建築事務所の設計士。最初の被害者。1巻7話で左腕が見つかる。

相沢純也  30代

山下良介  30代 山下卓斗の父親

8話 あらすじ

宮前弁護士アラタが弁護士事務所で話をしています。

昨日、宮前弁護士が真珠と面会したとき、真珠は「黙秘をやめる」といい事件について話はじめました。

真珠は「第一の殺人事件の1年前からストーカーにあっていた」と告白しました。

さらに、「家にかえると部屋の中にバラバラ死体があった」といい「ストーカーが自分に近づく男性をバラバラにした」と話しました。

アラタは「なぜ、発見したときに警察に届けなかったのか」と真珠の話しを疑います。

宮前弁護士はそんなアラタに「事件の真相を真珠から聴き出してほしい」と頼みました。

さらに、宮前弁護士は「真珠の部屋から4人目の血痕も検出されている」とも伝えました。

アラタは宮前弁護士と会ったあとに、サンゲリア(ファミレス)で周防さんと会いお兄さんの話しをはじめました。

感想(ネタバレあり)

アラタは太ったピエロ(真珠)にストーカーがいたことを疑いました。

宮前弁護士は、真珠はストーカーのストレスから30kg以上太ったといいます。

真珠はもとは40kgを切る痩せた体形だったようです。

周防沙菜のはなしから周防英介は弱っている者を見捨てられない性格だったようです。

真珠のことも気にかけていたようで、自分の設計事務所で働かないかと声をかけていたようです。

優しいお兄さんのことを沙菜は、アラタに似ているといいました。

真珠はアラタに執着しているようだし、30代の面倒見のいい男性に惹かれるのかな?

最後、真珠がノートの1面にびっしりに「夏目アラタ」と書きながら「判決なんて溶けてなくなる」って独り言つぶやいてる姿、メチャクチャ怖いです。

ぽふくん
ぽふくん

「判決なんて溶けてなくなるのに」って意味深にゃ。

9話 あらすじ

桃ちゃんと所長(児童相談所)が飲み屋さんで話しをしています。

所長はアラタが殺人鬼に入れ込んで結婚することを心配していました。

桃ちゃんに「あやういアラタを見守ってほしい」といいました。

一方、アラタは真珠と面会していました。

アラタは「周防英介の家族に会った」と言いました。

アラタは周防英介と真珠がつき合っていたことに嫉妬しているふりをして「なぜ殺したのか」聴き出そうとしました。

真珠は冷たい表情で「気持ち悪い」というだけでした。

そこで、アラタはさらに自分たちが結婚することを持ちだし、真珠と元カレとの間に子供がいるんじゃないかと不安そうに話しました。

真珠は嫌悪の表情になり、アラタめがけてツバを吹き付け「生むわけないだろ、そんなもん。」とハッキリ言い切りました。(アラタと真珠はガラスごしに面会しています)

アラタは、初対面のとき見た「本物の真珠」であることに気がつきます。

そして、話しをつづけました。

第9話 感想(ネタバレあり)

アラタは真珠の情報を何かしら得ようと真珠が嫌がることもドシドシ質問していました。

そんな中で、赤ちゃんを産むことに対して「生むわけないだろ、そんなもん」といったり、つばを吹きかけたりしましたが、真珠の顔は狂人に見えて怖かったです。

この話の終わりに真珠はアラタから届いた手紙の文字が子供みたいな字だったことで心うたれたと告白します。

この手紙を書いたのは山下卓斗くんという子供です(アラタが書いたと嘘をついて真珠に近づいた)。

第10話 あらすじ、感想

真珠は届いた手紙(山下卓斗くんの手紙)を読んで「ボクをわかってくれるかもしれない」とおもい、手紙の差出人に会いたいと思いました。

アラタは「どうしてあんな手紙にそこまで思えるんだ」と質問します。

それに対して、真珠は「来たのは手紙を書いた人じゃなかった」といいました。

真珠は3人目(山下良介)には中学生ぐらいの子供がいたといい、アラタの顔色が変わったのをみて手紙の差出人が山下の子供であることを当てます

そして、アラタが書いた手紙だというなら婚姻届けに代筆なしのサインをいれて持ってこいと言いました。

面会後、児童相談所でアラタは桃ちゃんと真珠の面会について話しをしました。

アラタは「子供」「赤ん坊」が真珠の弱点だと感じ「母子家庭で虐待されてそだった心の傷にふれてしまった」と言いました。

しかし、桃ちゃんは真珠の激しい反応から「コンプレックスというより、赤ん坊に対する強い恐怖」なんじゃないかと言いました。

10話 感想

アラタに婚姻届けを持ってくるように言う真珠は迫力があって怖かったです。

アラタが真珠を傷つけたお返しに、婚姻届けを要求したように見えました。

真珠は「アラタの嘘」を見抜いていましたね。

それでもアラタに会っているのは「アラタに興味がある(好き)」だからかな?

そして、真珠は桃ちゃんにも近づきはじめました。

桃ちゃん大丈夫でしょか。

第11話 あらすじ、感想

桃ちゃん真珠から手紙(児童相談所の住所)をもらったので、宮川弁護士のもとへ相談にきました。

アラタは、真珠とはなしているとき「同僚の桃ちゃん」としか言っていないのに、なぜ真珠が桃ちゃんの本名を知ったのか不安に思っていました。

宮前弁護士は、自分が真珠に教えたわけではないし、アラタの同僚について調べたりしないと言いました。(弁護士の倫理にはずれる)

ただ、真珠の記事を書くためにフリーライターが手紙をかき、情報ほしさに真珠の頼み事をきいた者がいる可能性があると言いました。

桃ちゃんは宮前弁護士の話しをきき終えると、真珠から「直接会いたい」と手紙がきたといいました。

真珠は先日アラタの面会で話題にのぼった「あかちゃん」について、桃ちゃんに相談にのってほしいと言っていました。

宮前弁護士は、真珠の手紙を読むと桃ちゃんに「真珠に会ってあげてほしい」といいました。

桃ちゃんは、宮前弁護士と一緒に拘置所へいきました。

第11話 感想(ネタバレあり)

第11話も真珠は怖かったです。

アラタが「自分の好みは同僚の桃ちゃん」だと言ったので、桃ちゃんのしゃべり方、しぐさを観察して真似しはじめました。

はじめ真珠は自分のことを「ボク」といっていましたが、途中から「あたし」といいはじめ、桃ちゃんも自分が真似されてることに気がつきます。

真珠は「桃ちゃんの真似」をしてるんじゃなくて「桃ちゃんになろう」としていました。

言葉を額面通りに受け取ってしまう真珠に驚きました。

「母子家庭で虐待されて育った」から「自分は愛されない」という思いと「好きな人の好みのタイプになりたい」という気持ちの行き過ぎた行動でしょうか。

あと、今回、驚いたのは桃ちゃんが真珠に会いに行ったことです。

手紙が届いた時点で「すごく怖い」のに、わざわざ会いにいっています。真珠は殺人犯の可能性がある人物です。すごく怖いと思います。

それでも会いに行っているのは、桃ちゃんが児童相談所のスタッフだからでしょうか。

仮に殺人犯であっても「心に傷をおった1人の女性」だから会いにいったのでしょうか。

すごい責任感の強い人だと思いました。

第12話 あらすじ、感想

桃ちゃんは自分の真似をする真珠に「気持ちが悪い」と思い、真似することを辞めさせようとします。

そんな桃ちゃんに真珠は「何の不自由もなく育ってきたんだから少しぐらい『あたし』にちょうだいよう」といいす。

桃ちゃんは「自分はたいしたことがない」といろいろ思い出して説明しました。

すると、真珠は壮絶ないじめ体験を話しました。

その話をきいた桃ちゃんは、真珠を慰めようと優しい言葉をかけます。

ところが真珠は、その言葉に対して「20歳そこそこで結婚できる自分の方が上」だと言い出しました。

※桃ちゃんは30過ぎですが独身です。

第12話 感想

真珠の言葉にいちいち反応する桃ちゃんでした。

なぜ、桃ちゃんは考えないんでしょうか?

真珠の言葉の意味を考えて、真珠に質問すればいいのに、なぜそうしないんでしょうか。

言い合いをするよりも、なぜ、黙らなかったんでしょうか。

桃ちゃんは働いている30代の女性です。

もっと胸をはって堂々としていいと思います。

なんだかモヤモヤするお話でした。

第13話 あらすじ、感想

桃ちゃん宮前弁護士真珠と面会中にアラタは待合室に来ていました。

アラタは真珠から「ブラ、パンツ、Tシャツ」を頼まれていたので持って来たのです。

しかし、受付で引き取ってもらえませんでした。

そんなアラタを見ていた男性が「ワイヤーの入っていないスポーツブラなら通りますよ」と教えてくれました。

男性は死刑囚アイテムのコレクターで、藤田といいました。

藤田さんは品川ピエロの品物がほしくて、何かしらのツテができないかと来ていました。

彼は別の死刑囚と文通していました。

彼は遊び半分で死刑囚と面会していました。

藤田さんの話しをきいてアラタは「自分も同じだ」とうなだれて拘置所をあとにしました。

第13話 感想(ネタバレあり)

前回の「婚姻届け」の話しと今回の藤田さんとの出会いで、アラタは自分の中の迷いに決着をつけました。

本気で真珠を好きになると決めました

死刑囚アイテムコレクターの藤田さん、そういう人がいるんですね。驚きました。

アラタは藤田さんの話しを聴きながら、自分のことに置き換えていました。

アラタは素直でまじめな人だと思いました。

第14話 あらすじ、感想

アラタ真珠との面会で「どんな真珠も受け止める」といいました。

真珠はアラタの真意がわからないようでした。そこで、アラタが考えるような「本当のボク」はどのにも存在しないと言って笑いました。

アラタはそんな真珠に動ずることなく「2人で見つけていこう」といいました。

アラタの本音が真珠に伝わっているようでした。

そしてアラタは真珠が自分のすぐ近くまで来るような気がしていました。

だからアラタは「女性と一緒にくらしたことが無いので、一緒に暮らすことが怖い」といってしまいました。

真珠は「ボクは拘置所の中だよ」というとアラタは「真珠が拘置所から出るって言ったことを本気にした」と言いました。

真珠はその言葉をきいて嬉しそうになり「24時間あったら2人で何をするか考えておいて」と言いました。

第14話 感想

真珠を「本気で愛すると決心したアラタ」すごい決心だと思いました。

真珠は安心したのか、まるで子供のような振る舞いをしていました。

こんな風に描ける乃木坂太郎先生、すごいと思いました。

アラタが真珠と真摯に向き合うことに決め、サスペンスだけど人間ドラマになってきたように感じました。

真珠は今も怖い存在ですが、殺人鬼として物語が終わってしまうことに、悲しく思いはじめました。

真珠は犯人なんでしょうか?

第15話 あらすじ、感想

真珠は思わせぶりに24時間あったら「ベビィがつくれる」といいます。

アラタは「脱走する気なのか」と驚きます。

真珠はアラタに子供は好きかと話しつづけました。

アラタは真珠にあったあとに宮前弁護士に会いにいきました。

アラタは「脱走したり妊娠することは可能なのか」と質問しました

宮前弁護士は1968年にあったメアリー・ベル事件の話しを教えてくれました。

※メアリー・ベル・・・11歳の少女が3歳と4歳の男の子を殺し捕まるも脱走し妊娠した事件。

宮前弁護士は「脱走なんてしなくても真珠は出られる」といいました。

真珠にストーカーがいたことを証明できる証人を見つけたといいました。

第15話 感想

真珠のいう「24時間」とはどういう意味なんでしょうか。

そして、真珠の言ったことは本当でした。ストーカーされていた様です。

宮前弁護士は真珠が無罪だと本気で思っています。

アラタは真珠がやったと思っています。

いったいどっちなんでしょうか。

真珠が1人ですごしている時の様子は、とても怖いです。

おこないや目つきが怖いです。

そして、真珠の考えていることが分りません。

2巻も怖いけどとても面白くて一気に読んでしまいました。

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