漫画『SPY×FAMILY 10巻』MISSON:62~66まで掲載。サクッと読めるあらすじ、感想(一部ネタバレあり)。少年ロイドに、メリンダ・デスモンドが登場します。
2022年10月4日発行。著者:遠藤達哉。
サクッと読めるあらすじにゃん。
一部の感想にはネタバレがあるので、
読む前に目次でご確認くださいね。
<10巻の掲載内容>
- MISSON:62 子供の頃のロイド
- MISSON:63 ゴシップ記事
- MISSON:64 バスを待つアーニャ
- MISSON:65 メリンダ・デスモンド
- MISSON:66 プランC・ママ友作戦
- SHORT MISSON:7 「ボンドマン」
- SHORT MISSON:8 フランキーとボンド
※「MISSON:62」は、エピソード3つ分の長さです。
MISSON:62 あらすじ
西国東部のルーウェン。
以前、陸軍が使っていた倉庫で、4人の男の子達が「西国、東国」に分かれて「戦争ごっこ」をして遊んでいるところからお話がはじまります。
子供4人の中心人物は、仲間から「参謀」と呼ばれていました。
参謀はのちに「黄昏」と呼ばれる西国の諜報部員(スパイ)になります。
そう、このお話はロイドの子供の頃からのお話です。
※参謀=ロイド
参謀の父は息子が「戦争ごっこ」をして遊ぶことを良しと思っていませんでした。
そのため、彼だけが「兵隊セット」なしで遊んでいました(他の子供はヘルメットと戦闘銃を持ってあそんでいる)。
参謀が家に帰ると父親が仕事から戻っています。
父は、参謀が持っている「手作りしたピストル」を見て「戦争ごっこ」」をして遊んでいた事に気が付きます。
父は「戦争ごっこ」をやめるように言いましたが、参謀は「軍隊に入って東の悪人をやっつける」といいました。
すると父は息子を殴り「戦争など起こらない」「自ら争うを望むな!」といいました。
それを見ていた母親は、父親やめるようにいいました。
翌日、参謀たち(4人の子供)は、大人たちに混ざって「町のお祭り」準備を手伝っていました。
おじいさんは、子供たちが大きな荷物を運ぶことに苦戦しているのをみて「そんなヒョロくちゃ立派な軍人になれない」といいました。
参謀(ロイド)が作業中の大人に「戦争は起こるのか?」とたずねると「東西協定があるから大丈夫だ」と笑顔でこたえました。
すると、少年の1人が参謀に向かって「おまえは、兵隊セットを持っていないから軍に入れない」といってからかいました。
参謀は、手作りの銃を壊してしまったので「戦争ごっこ」が出来なくなっていました。その事も少年はからかいました。
家に帰ると父親が出かける支度をしていましす。父は「国境沿いがあわただしくなった」と母に話していました。
参謀は父親に近づくと「新しい参考書があるので、お小遣いが欲しい」といいました。
父は参謀の言葉を聴くと笑顔になり「息子(参謀)にお金」を渡しました。
参謀は「参考書ではなく兵隊セットを買うため」に嘘をついていました。
翌日、参謀は新しい兵隊セットを持って、いつもの倉庫にやってきました。
友達3人は参謀の兵隊セットを一緒に喜び、いつもの様に「戦争ごっこ」をはじめようとしました。
しかし、参謀は「今日はやめておく」といってお祭りの準備を手伝いに行きました。
参謀は、父に嘘をついて「兵隊セット」を購入した為に、友達と一緒に遊ぶことが出来なかったのです。
参謀は、コロッケ屋さんの所にいました。
そして参謀は父の言葉を思い出しながらコロッケ屋さん(おばちゃん)に「ぼくは兵隊に向いていないかな」とききました。
おばちゃんは「戦争はくだらない、兵隊にならなくていい」といい「銃よりコロッケ握りしめてるあんたの方がかわいくて好き」だといいました。
参謀は「東国の人間はツノがはえてる悪魔で、人間を食べるんでしょ?」とたずねると、おばちゃんは「自分の従妹は東国に住んでいる」といい「わたしゃ悪魔の親戚に見えるかい?」といいました。
参謀が、冗談で「ちょっと見える」というと、おばちゃんは「そうさ、あたしも悪魔だ、そのコロッケは人肉を使っている」と冗談をいいました。
参謀は、コロッケ屋さんと話をして「自分が思い違いをしているかも」と感じました。
そして参謀は父親に嘘をついた事を誤ろうと思いました。さらにおばちゃんのところでお手伝いできないかたずねました。働いて父親にもらった10ダルクを返すためでした。
参謀が「友達と違う遊びしよう」と考えたその時、町中に大きな音が鳴り響きました。
その直後、町から黒い煙が立ち昇るのを参謀は茫然と見ていました。
すると今度は、参謀の近くにミサイルが落ち、建物は一瞬で吹き飛んでしまいました。
東国が国境を越えて、西国を攻撃開始したのです。
感想(ネタバレあり)
今回の話はロイドさんの少年時代から諜報部員になるまでのお話でした。
ロイド少年の平和な日々が一瞬で崩壊してしまいます。
そして、ロイド少年が父親に嘘をついたまま、父が亡くなってしまってるのが切ないです。
よりによってこのタイミングで父が居なくなっちゃうのか~!!と思いました。
この時は、まだ母親は生きていました。2人でキールバークの伯父さんの家にいきます。
しかし、この町も東国に攻撃されます。ここで、母を失ってしまいます。
青年になったロイドさんさんは兵隊になっていました。戦争が数年続いていたことになります。
この時、偶然、東国のフランキーとも出会いました。
さらに、この後シルヴィアさんに見いだされて諜報部員になります。
残酷な描写はなるべく避けられている上、遠藤氏の絵は優しいので、読みすすめる事ができました。
それでも、崩壊した町を見るのは悲しかったし、家族、友人、知人を失っていく様子は、とても心が痛みました。
今年の2月からロシアがウクライナを攻撃しはじめたので、なんだかお話を重ねてしまいました。
昨日は、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したし・・・この漫画の西国、東国ってまるで民主主義と社会主義みたいに思いました。
作中で「薄氷の上の平和」という表現が出てきますが、私たちの「平和」も実はそうなのかもしれないなぁと思いました。
MISSON:63 あらすじ
東国のオペラ歌手ジョナス・ウェルマン氏が東西交流のイベントのため西国を訪問することになりました。
彼は西国でも人気があり、巷では「雪解け伯爵」と呼ばれ期待されています。
ところが、出発前にウェルマン氏に対しさまざまなゴシップが雑誌で取り上げられ「東西交流のベントを辞退するのか」と騒がれてしまいます。
ウェルマン氏は自分を取り巻く記者に「すべて事実無根だ!!」と腹立だしげにいいました。
WISEは東西交流イベントがお流れにならないよう「ウェルマン氏のスキャンダルを西国にできるだけ流さないように根回しする」ことにしました。
その任務を受けた若い諜報部員は、ウェルマン氏のゴシップをうのみにして、彼に腹を立てていました。
その様子を見て管理官(シルヴィア)は「噂を流したゴシップ誌が右寄り(戦争派)でることから、ウェルマン氏のゴシップを疑っている」と言いました。
そこへ、別の諜報部員が「ウェルマン氏に対して殺害予告が届いた」といいに来ました。
感想
今回は、ロイドさん抜きでWISEのメンバーが、事件を解決しました。
しかし・・・「耳の痛い」お話でした。
週刊誌のゴシップ(噂)をテーマにしたお話だったんですが、わたしもヤフーニュースの「芸能人のゴシップ記事」が大好きなんです。
ゴシップ記事がアップされてると、ワクワクしながら必ず読んでしまいます。(^^;
そして、作中の若い諜報部員と同じように「不倫した芸能人」「薬やってた芸能人」に対してプンスカ怒ってしまいます。
ははは・・・いやはや、恥ずかしい。
次からもっと冷静にゴシップ記事を読むことにしようと思います。(^^♪
MISSON:64 あらすじ
イーデン校です。
授業を終えたアーニャは、ベッキーと別れてスクールバスが来るのを待っていました。
そこへ「バスの運転手さんが急病のため、次の便は大幅に遅れる」と連絡が入りました。
バスを待っていた生徒たちは「カフェテリアで時間でもつぶすか」と去っていきましたが、アーニャは1人バス乗り場のベンチに座って「ボーッ」としていました。
そこへヘンダーソン先生が通りかかります。
先生は1人でバスを待ってるアーニャに「しばらくバスは来ない」と声をかけましたが、アーニャは「ボッチなので行くとこない」とこたえました。
そこで先生は「お菓子をあげるから資料を運ぶのを手伝わないか」といいました。
アーニャはお菓子につられてヘンダーソン先生を手伝うことにしました。
感想
アーニャちゃんとヘンダーソン先生のやりとりがチグハグすぎて面白かったです。
ヘンダーソン先生は、先日アーニャちゃんが雷(トニト)を取ったことで落ち込んでいるんじゃないかおと心配していました。
すごく優しい先生です。
MISSON:65 あらすじ
フォージャー家です。
ヨルが買い物に出かける前に、アーニャに「何か欲しい物はあるか」と声をかけました。
アーニャは「先日ヘンダーソン先生にもらった茶菓子」といいました。
ヨルが「どこのお店の茶菓子なのか」聴くと、アーニャは「知らん」といい、さらに「ダミアンがくれるといったお菓子もらってない(ダミアンは言ってない)」といいました。
そこで、ヨルは「ヘンダーソン先生からもらった茶菓子」と「ダミアンがくれるといった茶菓子」を購入することにします。
しかし、どこのお店で売ってるのか分からない為、デパートへ行くことにしました。
ヨルはデパートのことを「噂できいた怖いところ」と思っていました。
そのため化粧品のことを「自分の知らない武器」だと思い、急いで買い物を済ませて外へ出ようとお菓子売り場のある下の階へ向かいます。
階段に差し掛かると、下から大きな箱をいくつも積み重ねて運んでいる召使と婦人が上って来ました。
2人とも高く積み上げた箱で前が見えず、フラフラしていました。そして、ついに婦人の方が階段を踏み外してしまいました。
ヨルはとっさに、箱と婦人が落ちるのを防ぎました。
助けられた婦人はヨルの素早い動きに感動し「この後、暇だったら少し付き合ってほしい」といいました。
感想(ネタバレあり)
階段から落ちそうになった婦人を助けた時のヨルさんは「片手にご婦人、片足で山積みの箱」まるで曲芸のポーズでした。
そして何が何だかわからないまま「ママさんバレー」に参加しちゃいます。
ヨルさんはバレーボールのルールが分からなかったので、ゲームは負けてしまいましたが、婦人はゲームを楽しんだようでした。
そのあと、ママさんバレー仲間とお茶をしますが、そこでこの婦人が「メリンダ・デスモンド」であるとわかります。
そして、メリンダさんもヨルさんがアーニャちゃんのママだと知ります。
メリンダさんに「ゴゴゴゴ」と音が書き込まれていました。
まさか、アーニャちゃんがダミアンくんを殴ったことを怒っている?!
お互い誰か分かるまでは、婦人はおおらかで優しい人の様でした。
ヨルさんがフォージャーだと分かると様子が変わりました・・・。(^^;
・・・こわいです・・・ヨルさん大丈夫でしょうか・・・心配です。
MISSON:66 あらすじ
ヨルは、メリンダからお菓子の箱を沢山もらって帰ってきました。
そしてヨルは、家にいたロイドにダミアンくんの母親に出会った話をしました。
そしてヨルは今後も「婦人会(メリンダさんの会)」に参加したいといいました。
感想(ネタバレあり)
ヨルさんはメリンダさんの婦人会に参加して「母親として学びたい」と考えていました。
確かに、メリンダさんはヨルさんの悩みを聴いて良心的なアドバイスをしていました。
(この時は、まだメリンダさんはヨルさんをアーニャちゃんのママだと知らなかった)
メリンダさん、何もなければ普通のいい人なのかもしれませんが・・・ヨルさんがアーニャちゃんのママだと知ったあと、また、帰り道の車の中で見せた表情は「怒っているの?!」と思える意味深な表情でした。
そして、ロイドさんはヨルさんがメリンダさんと仲良くなることで、デスモンドパパに近づくことが出来るかもと「プランC・ママ友作戦」を計画に加えました。
なんかよく分からないけど「ママ友作戦」も面白そうです。
11巻が楽しみです。
SHORT MISSON:7 あらすじ
アーニャはテレビ番組「ボンドマン」を見て、何やら参考にしようとしています。
感想
ボンドマンは映画「007」を参考にしていますよね。
ジェームス・ボンドはミッションに関係している美女とお近づきになるため、ナンパしまくっていました。
そして、最後は女性とのイチャイチャシーンで終わります。
ボンドのような刹那的な生き方をしている人へのご褒美だろうか・・・と思いながら見ていました。
「ボンドマン」のようなオチがあってもリアルで面白いと思いました。
SHORT MISSON:8 あらすじ
フランキーとボンド(犬)のお散歩の話です。
散歩中にメスのボルゾイ犬を連れた綺麗な女性と知り合います。
感想
フランキーとボンドの女性へのアプローチが面白くて笑ってしまいました。
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