【推しの子】4巻のあらすじと感想です。アクアは「今ガチ」が終わって鏑木Pからアイの昔ばなしをききます。新生「B小町」は、ジャパンアイドルフェスに参加することになりました。(ネタバレ含む)
2021年5月19日に発売。
3巻は、アクアが恋愛リアリティショー「今からガチ恋はじめます」に出演し、共演した仲間の危機を救い、アクアとアカネがカップルになったところで終わりました。その続きから話しがはじまります。
4巻はカナちゃんの「心の叫び」が描かれていたにゃ。
4巻 登場人物
4巻は第31話~第40話まで掲載されています。
主な登場人物
アクア・・・星野アイの子供。双子の兄
ルビー・・・星野アイの子供。双子の妹。B小町メンバー。サイリウムカラーは赤。
有馬かな・・・天才子役だった。女優でB小町のメンバー。サイリウムカラーは白。
斎藤ミヤコ・・壱護プロダクションの現社長。
鏑木勝也・・・プロデューサー。
黒川あかね・・・星野アイを演じきった天才女優。
メム(MEMちょ)・・・バズらせプロの人気ユーチューバー。B小町メンバー。サイリウムカラーは黄色。
ぴえヨン・・・苺プロダクションの年収1億ユーチューバ―。
4巻 あらすじ
【推しの子】3巻の恋愛リアリティショー「今からガチ恋はじめます」収録が終了したところからお話がはじまります。
アクアは黒川あかねを「星野アイ殺害の真犯人さがしに利用するため」カップルになりました。
2人はあくまでも「仕事としての彼氏彼女」という事でお互い了承します。
そして、「今ガチ」に出演する事を条件に「星野アイ」の情報を鏑木プロデューサーから教えてもらう事になっていたアクアは「とっておきの話」を聞き出します。
更に「今ガチ」に出演していた売れっ子ユーチューバ―のメムを苺プロダクションのアイドルグループ「B小町」に誘い入れます。
これで「B小町」は3人になり、いよいよアイドルとして活動を開始します。
一方で、アクアに恋をしているB小町メンバーの有馬かなは、「今ガチ」で黒川あかねとカップルになったアクアが許せず彼に冷たい態度を取り続けます。
そして、「B小町」ジャパンアイドルフェス(JIF)に向けて、厳しいトレーニングをおこないます。
新生「B小町」はアクアの応援もあり、無事にジャパンアイドルフェス(JIF)を終えます。
アクアとかなは仲直りし一件落着に見えるも、アクア、有馬かな、黒川あかね、3人共演の次の仕事が舞い込んできました。
つづきは、5巻。
「とっておきの話し」
鏑木さんはアクアに「劇団ララライ」でのアイの話しをしました。
鏑木さんが知り合ったころのアイは、綺麗な容姿ではあるもののお洒落に無頓着なあか抜けない少女でした。
「ララライ」ワークショップに通いはじめてしばらくすると、アイはお洒落をするようになりました。
さらに、鏑木さんに雰囲気の良いレストランを教えてほしいといい、彼女は恋する女性がみせる輝きを発するようになりました。
鏑木さんはこの時、アイは誰かと恋仲になったと考えました。
ただ、誰と恋仲になっていたのかは、分かりませんでした。
厳しいトレーニング
新生「B小町」は人気ユーチューバーのぴえヨンに特訓されました。
毎日、毎日、基礎体力をあげるためのトレーニングをこなしていきます。
実はアクアがぴえヨンのふり(被り物をかぶる)をしてトレーニングをしていました。
有馬カナはアクアがアカネと付き合い始めたことに腹を立て、口をきかなくなったからでした。
4巻の有馬かな
有馬かなは、子供の頃は天才子役と言われていました。
傲慢で高飛車だった子供時代にアクアと共演した事をきっかけに、自分の評価より自分の出演した作品の評価に重きを置き、まわりとの協調性に重きをおくようになります。
アクアとルビーの前では高飛車で口が悪いが、誰も今の自分を見てくれないと思っているネガティブな一面もありました。
天才子役で注目は集めたものの、その後は鳴かず飛ばずだったため、自分に自信がなく常に後ろ向きに考えるクセがついています。
悲しいとか辛い、緊張してるなど弱い自分を表現できず大丈夫な風を装ったり、イヤに思っている事をイヤだと言えずやる気がある様な事を言ってしまいます。
そのせいで、ルビーとメムには頼られています。
アクアの事が好きだけど、それを表現できないのでアクアに冷たく当たってしまうツンデレタイプでもあります。
そんなカナをアクアもルビーもメムチョも受け入れます。
カナはジャパンアイドルフェスで新生「B小町」のセンターとして輝きだしました。
4巻の感想
4巻を読み終わるまでは、ルビー推しでした。
見た目もキレイで性格は素直、屈託のないルビーの表情は漫画であっても可愛いし、ルビーが登場すると明るい気持ちになれウキウキしたからです。
アクアは漫画の中では根暗キャラとして描かれているものの、思慮深く内に正義感を秘めている、安心感のあるキャラだと感じていました。
今までは有馬かなには可もなく不可もなく特に感情が沸きませんでした。
ところが、4巻を読んで有馬かなのネガティブな面が自分と重なり胸にグッと来る物がありました。
私は子供の頃に両親の関心を自分に向けたくて、好きでもない勉強を好きだといい、いじめにあっていた時は、悲しい辛いと言う感情を封印して誰にも見せず、逆に強がったり何事もないように笑っていたりしました。
漫画の中で描かれているかなの苦悩している様子、それを踏ん張って頑張ってる様子に、子供の頃の自分を思い出し、感情移入していました。また、彼女のネガティブな分部に人間くささを感じて4巻では1番共感できました。
あと漫画に対する期待の部分も変化がありました。
3巻まではルビーとアクアの父親が誰なのかが、1番気になる部分でしたが、4巻を読んだ後に気になったのは、5巻に描かれるであろう「東京ブレイド」の舞台練習の様子、それを通して変わるであろうアクア、有馬かな、黒川あかねの関係性でした。
実は、芸能界にあまり興味はなく、Lisaが王様のブランチで【推しの子】をおすすめしていたので読んでみました。サスペンス好きなので、1巻のサスペンス要素に大満足しましたが、2巻、3巻とサスペンス要素が薄くなり若干飽きを感じていました。
4巻では「父親捜し」に進展がありホッとしつつも、芸能界で頑張っている登場人物達を応援したくなる気持ちとその先の活躍がはやく見たい気持ちになりました。
問題にあってもそれを乗り越えて前向きに成長していく人の姿を見るのは気持ちいいです。
【押しの子】5巻のあらすじは下記のページで紹介しています。
【押しの子】登場人物を詳しく紹介しています。
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