魔女と野獣 10巻あらすじ、登場人物、感想

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漫画『魔女と野獣』10巻。『名もなき種子』(49話~55話)のあらすじと感想です。『禁具の子供』と暮らすことになったギド。敵は『子供』を探すため魔響教団員を襲いはじめます。

2022年8月19日 発売。

著者:佐竹幸典

ぽふくん
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サクッと読めるあらすじにゃん。他に、見どころ、禁具なども紹介してるにゃ。

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10巻『名もなき種子』目次

<10巻>

  • 第49話 名もなき種子ー序幕ー
  • 第50話 名もなき種子―第一幕ー
  • 第51話 名もなき種子ー第ニ幕ー
  • 第52話 名もなき種子ー第三幕ー
  • 第53話 名もなき種子ー第四幕ー
  • 第54話 名もなき種子ー第五幕ー
  • 第55話 名もなき種子ー第六幕ー

<見どころ>

  • マット・クーガ―、カール・オクリーヴ、ファノーラ、ヨセフ、ヘルガひきつづき登場。
  • ハルベル、オーエント、ダンウォード、オスカー再登場。
  • 処刑人の長初登場。
  • ギドと少年の暮らし。
  • ハルベルとオーエントのいろんな魔道具をつかっての防御と攻撃。
  • いろんな魔術。

<禁具、魔道具>

”種”  禁具。赤子から子供に成長する。魔術の影響を受けやすい。

”悪魔の遺骨”  禁具。少年カール・オクリーヴの持ち物。

”魔眼”  3つの瞳。見つめるだけで相手を殺す。

10巻 主な登場人物

<魔響教団>

ギド  主人公。とてつもなく強い少女。魔女アンジェラを追っている。

アシャフ 一流の魔術師。頭も良い。ギドをサポートする。

ミシャ  普通の少女。ギドのお世話をしている。

しゃべる人形  元は人間だったが魔女によって人形にされた。「隠者の術」を使う。(

10巻)

ファノーラ・クリストフル  幽玄の魔女。死霊魔術師のスペシャリスト。(2,9巻)

ヨセフ  ファノーラの助手(下僕)。死屍人。(2,9巻)

ヘルガ・ベルベット  『剛毅なる魔女』の一族。(2,3,4,9巻)

ハルベル・ハーミントン  魔女の呪いによって口がきけない少女。魔女。(5巻)

オーエント  ハベルの弟。(5巻)

ルーシーオブライエン  町人。ハベルとオーエントを見守っている。

ダンウォード  吸血鬼。アンジェラを追っている。夜族の元王。(5~8巻)

オスカー・オルエンシア  魔女。第4階層(吸血鬼世界)の創造主の系譜。(5~8巻)

<聖騎士団>

氷の男マット・クーガ  氷の大精霊と契約を果たした”精霊魔術師”。聖騎士団の一員。「魔女と魔剣事件」で右腕を失う。(2,3,4,9巻)

<処刑人>

カール・オクリーヴ  死刑人。両腕が義手。怪物を操る少年。(5,9巻)

サーランダー  死刑人の長。

<禁具の種子を探してる>

アンジェラ  ギドに呪いをかけた魔女。(4,5巻)

術師  窓持ちの召喚魔術師。

3つの瞳の魔術師 魔眼。

 

『魔女と野獣』1巻~8巻までの登場人物詳細。

 

第49話 あらすじ

魔女達(アンジェラ達)の襲来によって、古城(聖教会側)に隠されていた『禁具の種子』が外に持ち出されました。

ドラゴンの片腕で嵐(魔女達)は吹き飛ばされましたが、そこでヨセフは禁具の種子から生まれた赤ちゃんを発見します。(9巻最後)

魔女達は、『この禁具の種子』を奪おうと追っ手をよこしますが、ファノーラヘルガヨセフはそれを退治します。(ここからが11巻)

この『禁具の種子』は、魔力や魔術を養分として吸収してしまう上、アンジェラ達の目的は『禁具の種子』を手に入れることでした。

そのため、魔響教団側は安全な環境を整える間、ギドに子供(禁具の種子)を預けることにしました。

こうして、少年(禁具の種子)ギドしゃべる人形ミシャとの生活がはじまりました。

※『禁具の種子』は10日間の間に少年にまで成長した。

第49話 感想

ギドのところにやってきた少年(禁具の種子)は、フワフワの髪でシルエットがキノコみたいで可愛いです。

少年は、見た目は可愛いけど「とんでもなく恐ろしい禁具」でもあり、得体が知れないので読んでいて緊張します。

その一方で、どんどん成長するらしいので、ギドとの暮らしでどんな風に成長するのか楽しみです。

第50話 あらすじ

一方、魔女達の襲来後、氷の男マット・クーガカール・オクリーヴは、『死刑人の長(おさ)』に会うため、術師がつくった創造空間に入っていきました。

遠方の山肌を眺められる広間でサーランダー(死刑人の長)は、マット・クーガが来るのを待っていました。

サーランダーは聖教会にいる3人の魔女(癒し手、守り手、詠み手)の1人、『詠み手』が「禁具をねらった魔女達が世界の敵になる」と予言したと言いました。

彼は「魔女達との戦いに備えてマット・クーガに処刑人として力をかして欲しい」といいました。

一方、アシャフは魔響教団員のガンジークから「魔女達が『禁具の種子』のありかを求めて仲間たちを襲っている」と伝えました。

第50話 処刑人についての感想

『魔剣と魔女』『雄弁と沈黙』で登場した処刑人は残酷で手段を選ばない悪人のようでした。

特に『魔剣と魔女』の処刑人は権力欲に溺れて手の付けられない人物だったので、処刑人とは「悪人」なんだと思っていました。

でも、実はそうじゃないのかな?と今回思いました。

『聖教会』は魔術と魔女(怪物など)が存在する世界の秩序を守ることを仕事としています。

『死刑人』はそんな『聖教会』の存続のために活動しているそうです。

しかし、死刑人は『禁具』を扱うため長く勤められないと言います。

その話から処刑人は『禁具の魔力』に心がとりつかれ易いのかな?以前登場した悪徳『処刑人』はそう言うことだったのかな?と思いました。

でもサーランダーを信用していいか、まだ分かりません。

きっとマット・クーガも同じように思っているんじゃないかと思います。

世界の裏を深く知るには『処刑人』に所属した方が都合がよさそうです。

それにしても「大いなる戦い」が起こりそうなのでハラハラします。

どうなるんでしょう。

第51話 あらすじ

とある町で「人並みの平穏な暮らし」を送っているハルベルオーエントのところにアシャフから手紙が届きました。

手紙の内容は「2人に危険が近づいているかもしれない」ことと「有事の際に使う魔道具」について書かれていました。

一方、ファノーラヨセフのところにも危険が迫っていました。

第51話 感想

ハベルは5巻で薬をつくったり紅茶をつくったりしていました。

今は、ハルベルの作ったものでオーエントとお店を営んでいます。

瓶が沢山ならんだ洋風の店内は素敵ですね~。

あと、ギドの洋服はハベルが作っていたんですね!

とても器用なので驚きました。

それとファノーラとヨセフのホッコリするやり取りも読めて嬉しかったです。

癒しです。続いて欲しい!

第52話 あらすじ

深夜、寝ているハルベルオーエントのところにルーシー(町人)が音を立てずに入ってきました。

ルーシーは魔響教団のメンバーで2人の暮らしを見守っていました。

ハベルとオーエントを狙う術師たちが、家の周りを囲み窓ガラスを破って入って来ようとしましたが、ルーシーの張った結界で入ることができません。

オーエントはアシャフが送ってくれた魔道具を取り出しました。

そのとき、1階の扉を破って術師たちが入ってきました。

第52話 感想

いきなり緊張する展開になりました。

ハルベルとオーエントが敵に捕まってしまうのかハラハラ、ドキドキです。

第53話 あらすじ

アシャフの送ってくれたカギ(魔道具)で、住まいを「迷宮化」することが出来ました。

ハルベルオーエントルーシーはいったん落ち着きます。

敵(術師たち)は、迷宮化した家の中を探すのは無理なので、魔術をつかって海水を家の中に流し込みました。

第53話 感想

ボスの魔術師が冷静なのが怖いです。

しかも、巨大な魔術をつかえるようです。

ハルベル達は上手く逃げられたと思ったけど、ピンチがつづきます。

第54話 あらすじ

海水を流し込んだ魔術師は「窓持ちの召喚術師」といい、有り余る魔力がある術師でした(ここでのボス)。

一方、ルーシーは、3つの瞳を持った魔術師に捕まってしまいました。

魔術師は『禁具の種子』がどこにあるのかたずねました。

「正直に答えたら命を助ける」といいます。

ルーシーは何も知らなかったので、それを正直に答えました。

3つの瞳を持った魔術師はルーシーを殺してしまいました。

第54話 感想

ルーシーは殺され、ハルベルとオーエントも捕まってしまいました。

術師(ボス)はハルベルに対して容赦しませんでした。

ハルベルは何もできないのに、ひどすぎる!!

と思っていたら「あの男」がやってきました!

第55話 あらすじ

術師(ボス)はダンウォードの攻撃に対して結界を張ります。

そのとき、ダンウォードがに握りつぶした魔術師(3つの瞳)の瞳(魔眼)が、巨大なエネルギーを放出して家を崩壊しました。

術師(ボス)と魔眼は逃げました。

瓦礫に埋もれながらもハルベルオーエントダンウォードは助かり、そこにオスカーがあらわれました。

一方、ファノーラの所にやってきた敵をヨセフは倒しましたが、治らない傷を負ってしまいました。

10巻のまとめ感想

11巻は引き続き「マット・クーガ―、カール・オクリーヴ、ファノーラ、ヨセフ、ヘルガ」の登場にワクワクしました。

さらに「ハルベル、オーエント、ダンウォード、オスカー」の再登場で気持ちが盛り上がりました。

ダンウォードの「絶対俺が1番強い」っていう態度がいいですね。

敵にやられても「やられてる感」がありません。本当に強い男(吸血鬼)です。

今回はハルベルとオーエントが大変でした。

2人は子供だし基本戦えないので苦しかったです。

ルーシーが一生懸命2人を守ってくれて、すごくいい人で、すごくカッコよかったです。

いろんな魔道具をつかった攻防も面白く読みごたえがありました。

ハラハラ、ドキドキしました。

緊張感があるなかで、ギドと少年の暮らしは癒しでした。

ギド、少年、しゃべる人形が可愛いんです!

「何かいい」んです!

この一件が終わっても、引き続きこの3人で暮らしてほしいと思っちゃいました。

11巻はいよいよギドが敵と戦います。来年3月発売予定です。

ギドがどんな相手とどんな風に戦うのか、今からとても楽しみです。

『禁具の子供』がどんな風に成長するのかも楽しみです。

最後まで読んでくださいまして、どうもありがとうございました。

それでは、またね。

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