【魔女と野獣】2巻末、3巻と4巻に掲載されている『魔女と魔剣』の登場人物、あらすじ、見どころ、感想と魔剣アシュガン、魔女ヘルガ・ベルベットを紹介しています。
「魔女と魔剣」の巻と何話か紹介
掲載されてる巻
魔女と野獣 2巻 2017年12月1日発行
魔女と野獣 3巻 2018年9月1日発行
美女と野獣 4巻
<2巻>
- 第10話 魔女と魔剣 -序幕
<3巻>
- 第11話 魔女と魔剣 -第ニ幕
- 第12話 魔女と魔剣 -第三幕
- 第13話 魔女と魔剣 -第四幕
- 第14話 魔女と魔剣 -第五幕
- 第15話 魔女と魔剣 -第六幕
- 第16話 魔女と魔剣 -第七幕
- 第17話 魔女と魔剣 -第八幕
<4巻>
- 第18話 魔女と魔剣 -第九幕
- 第19話 魔女と魔剣 -第十幕
- 第20話 魔女と魔剣 -第十一幕
- 第21話 魔女と魔剣 -最終幕
魔剣アシュガン
意識を持った剣。
世界を滅ぼす力を持ち、万物を切り裂く力を持つ。
『剛毅なる魔女』の一族クエンナがアシュガンの「力」と「獣性」を封印しました。
その後、クエンナの子孫が魔剣アシュガンを監視し続けています。
封印されたアシュガンは、剣を抜いてもらわなければ自分で動くことも出来ず、持っている力も発揮することが出来きません。
剣の柄頭(ポンメル)に大きな1つ目がついていて、開いたり閉じたりする。
アシュガンは「破壊の為の衝動と肉体」を持っているだけと言われているが、人や魔女と会話をしているので知能はある。
ヘルガがピンチになるたびに剣を抜く(自分を抜く)様に即しています。
また、軽い笑い声を発することも。そんな時は、1つ目が笑っているかの様に細くなっています。
アシュガンの強力な魔力に人間は正気を失い、魔剣アシュガンを手に入れようと殺し合いを始めてしまいます。
また、魔力が圧倒的すぎて圧縮魔術で封じ込むことが出来ません。
魔女の封印を解くには剣を抜き魔女の心臓に突き刺すこと。
あと、剣を抜いた人だけは殺さない。
魔剣を抜き封印が溶けるとアシュガンは巨大な獣の姿になります。
亀の様な頭に目は4つ、口は大きく牙が何本も並んでいます。細長い手足、指は爬虫類の様に爪が伸びています。
体はマントの様な物で覆い隠くされているが、その上を数十本の骨の様なものが囲んでいます。
頭上上から足先の下まで槍の様な物が貫いているように見えるが、肩のあたりには数本、同じような短い槍が刺さっている様にみえます。
魔女ヘルガに「獣」以外の感情を持っています。
魔女ヘルガ・ベルベット
身長168cm。赤みがかった長い黒髪に地の瞳が紫色の少女。服はモノトーンが好みで帽子をかぶっています。右目周りに魔証紋があります。
彼女は”起源の魔女”『剛毅なる魔女』クエンナ・ベルベットの一族。魔剣アシュガンを封印した魔女の子孫。
家の地下に鎖でつながれいた魔剣アシュガンを哀れに思い持ち出した少女です。
魔剣アシュガンを封印したクエンナに瓜二つ。
姉妹は数人。(何姉妹か言及していません)2人だけが魔術が使える魔女です。
彼女の魔力は剣を使って固い扉を切ったり、剣をプロペラの様に使って空を飛ぶなどです。
魔剣を封印することに魔力を使っているため、普段使える魔力が少ないです。
恋愛することに憧れています。
事件のおきた場所
第三大陸の南部ポンテベールで6名の男性が殺されました。魔障によって傷口が激しく損傷していました。よって犯人は魔術を使った同一犯とみられ魔女の犯行と言うことで、魔女の捕獲が開始された。
被害者はヘルガ・ベルベットと接触していました。
登場人物
世界聖教団体 世界最大の国教組織。
聖騎士団 世界最大の国教組織「世界聖教団体」の軍事組織。魔術による軍隊。魔術による凶悪犯罪、魔女事件に対処する組織。
マット・クーガ 『聖騎士団』第三大陸第六大隊率いる氷の男マット・クーガ。魔女に匹敵する力を持っています。氷の大精霊と契約を果たした”精霊魔術師”。
ファーマス マット・クーガの部下。男性。
ローエル マット・クーガの部下。若い女性。
白子兵(シーカー) ”聖騎士”の分身の様なもの。破壊しても”城(ベース)”にあるタンクから魔力を補充できます。ただし補給は瞬時には出来ません。
死なない兵士であり、無尽蔵に送りこむことが出来ます。
武器は”砲”を投げたり、剣をつかったりです。
”処刑人” 『聖騎士団』の暗部、裏の”魔女狩り”専門部隊。2人一組。
処刑人は”契約魔術”で口止めを受けています。
クエンナ 魔剣を封印した魔女。剛毅の魔女である起源の魔女。
魔道具、その他
聖騎士団の魔女狩りの基本戦術 結界で囲み白子兵を無尽蔵に送り続ける。
圧縮魔術 魔女を圧縮した手のひらサイズのボールの中に閉じ込める。
甲冑(かっちゅう) ”魔力”の放出を抑える経穴(けいけつ)を突く魔女向けの拘束具。
”魔手””イーシュリング” 17人もの古代王の皮膚を縫い合わせて作った手袋。呪力のやどった指輪を右手の人差し指にはめることで力を高められる。洗脳操作できる。禁具。処刑人が使っている。
あらすじ
第三大陸で起きた魔女事件を解決するためアシャフとギドは聖騎士団によって結界が張られている町にやってきました。
住民は聖騎士団の支持に従い安全な場所に避難するため長い列を作っています。
アシャフは偽の身分証明書を使って町の中にはいり、魔女がいると思われる結界の中に入る為、解術(げじゅつ)をはじめました。
すると結界を張った向こう側で白子兵に追われている魔女ヘルガの姿が見えました。
ギドはアシャフの解術が待ちきれず結界の中に突っ込んでいきました。
魔女はギドの攻撃をかわし、剣術を使って応戦します。
魔女は道の舗装に使われているブロック石をはぎとりギドめがけて飛ばしますが、ギドは素早い身のこなしでブロック石を次々とかわし、さらに飛んできたブロック石をつかまえると魔女めがけて投げ飛ばします。
激しく戦っている魔女とギドの元にアシャフがやってきました。
そして、魔女を圧縮魔術を使って手のひらで掴めるボールの中に閉じ込めました。
ところが、魔女ヘルガが背負っていた魔剣アシュガンの質量が大きすぎた為、圧縮魔術が破裂してしまいました。
アシャフは魔女ヘルガに自分達はヘルガの味方であり、彼女を保護したいと言いました。
しかしヘルガはギドの攻撃を受けていたので信用出来ないと保護を断ります。
そこへ、白子兵と氷の男マット・クーガが現れました。
見どころ
- 氷の男マット・クーガの圧倒的な強さ
- 死刑人の目論見
- 魔女ヘルガの過去
- 魔剣アシュガン
- ヘルガとアシュガン
- 繰り広げられる戦闘シーン
- マットクーガの魔術、アシャフの魔術、死刑人の魔術
感想
魔女ヘルガと白子兵の戦闘シーン、ヘルガとギドの戦闘シーン、ヘルガとギド対マット・クーガ、ギドとアシュガンの戦闘シーンと戦闘シーンが盛り沢山でした。
ヘルガとギドはスピードがあるので、戦闘シーンもスピード感がありました。
ただ、戦闘シーンの展開が速すぎるのと、細かい動きまで描かれていますが、細かすぎてどんな戦いが繰り広げられているのか分かりにくかったです。
戦闘シーンはアニメで見たいです。ギドと魔女はスピードがあってあちこち動き回るので見ごたえあると思います。
それから、マット・クーガの魔術は迫力があって圧倒的に強かったです。
そしてギドとアシュガンの戦いのシーンは世界を破壊できる者同士のパワーのぶつかり合いで迫力がありました。
また、色んな魔術も出てきて面白かったです。
アシャフの魔術、マット・クーガの氷の魔術、死刑人の魔術など魔術師恐るべしだと思いました。
今回、話しの中心だった魔女ヘルガは、彼氏が欲しかったり、キスに憧れていたり、男性をみればイケメンと思ったり、普通の高校生や大学生ぐらいの女子の感覚でかわいいと思いました。
終始繰り広げらるヘルガとアシュガンの会話が好きでした。
ヘルガはアシュガンを持ち歩いている事で、厄介ごとを引き寄せてしまいます。
そのため何度も何度もピンチになりますが、それでも魔剣アシュガンを抜くことを拒み続けました。
最後まで剣を抜かなかったヘルガは立派な魔女だと思いました。
『魔女と魔剣』の最後に魔剣のつぶやきに、ヘルガに対して特別な思いを抱いている事が感じられて心がホッコリ温かくなりました。
魔剣アシュガンがヘルガに対して優しい気持ちを持っているんじゃないかな・・と思わせてくれる2人の関係が好きにゃん。
最後まで読んでくださいまして、どうもありがとうございました。
それでは、またね。
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