漫画『SPY×FAMILY 7巻』MISSON:38~44まで掲載。サクッと読めるあらすじ、感想(一部ネタバレあり)。イーデン校に伝わる「知恵の甘未」とは?アーニャ達のババ抜き。
2021年発行。著者:遠藤達哉。
サクッと読めるあらすじと感想にゃん。
「知恵の甘未」の正体が分かるにゃん。
アーニャ達の「ババ抜きの行え」も分かるにゃん。
一部の感想には、ネタバレありなので
目次で確認してくださいね。
<7巻の掲載内容>
- MISSON:38 デスモンド
- MISSON:39 セシル寮の1日
- MISSON:40 ボンド死ぬ?
- MISSON:41 ユーリの任務
- MISSON:42 「知恵の甘未」
- MISSON:43 フランキーとねこ
- MISSON:44 豪華客船が当たる
- SHORT MISSON:5 シルヴィアとロイド
- おまけ
MISSON:38 あらすじ
ロイドはダミアンに土下座し「アーニャがダミアンを殴ってしまったこと」を誤っていると、向こうから護衛をつれたデスモンドがやってきました。
ロイドは立ち上がるとデスモンドに自己紹介をし「アーニャがダミアンを殴ってしまったことを別の日に正式に謝りたい」と申し出ました。
デスモンドは満面に笑みを浮かべると「子供同士のケンカだ」といい「償いの必要はない」といいました。
ロイドは「つけ入る隙がない」と気を落とします。
その様子を見ていたダミアンは、父親に「殴られたことは屈辱だった」と怒りで声を震わせながら訴えました。
するとデスモンドは冷たい表情を浮かべダミアンに向かってため息をつきました。
ダミアンの表情は凍り付き「何でもない」というと父に謝りました。
感想
デスモンドさんって表情が怖いです。
普段の無表情(鳩が豆鉄砲を食ったような目)も怖いけど、「満面の笑み」も本当に笑っているのかわからないし、ダミアンくんに向かってついた「ため息」は「威圧」だとしか思えませんでした。
とても優秀なロイドさんすら彼の心につけ入ることが出来なかったのも怖いです。
デスモンドさんに接触したことで「危険な目」に合わなければいいけど・・・と思ってしまいました。
ロイドさんが去っていった時のデスモンドさんの表情が気になります。こわい!
次回は、アーニャちゃんも一緒にデスモンドさんに会えたらいいと思います。
アーニャちゃんは人の心が読めるので、デスモンドさんが何を考えているのか分かるもんね。
MISSON:39 あらすじ
休日のセシル寮です。
ダミアンは夜遅くまで勉強していたため、寝坊してしまいました。
ヘンダーソン先生は罰として寮母の手伝いをいいわたし、それが終わるまでは外出(寮から)を禁止しました。
ダミアンの友人(エミールとユーイン)はダミアンの仕事を手伝う為に、わざと風紀を乱すおこないをしてダミアンと同じ罰を受けます。
3人はふざけながらも寮母の手伝いをしていました。
3人の様子を影から見ていたヘンダーソン先生は「作業中の悪ふざけ」などを指摘し「3人にさらなる罰」を与えます。
それは、生活指導員グリーン先生と一緒に「野外学習をする」というものでした。
感想
エミールくん、ユーインくんはとても優しくていい子達なので感動しました。
ヘンダーソン先生も子供たちのことをよく見ていて、懐の広い先生なので好きです。
グリーン先生の野外学習もとても面白かったです。(笑)
野外学習を楽しんでいるダミアンくんたちと一緒に楽しめました。
こういう何気ない1日を紹介する回も登場人物たちのことが知れて好きに思いました。
MISSON:40 あらすじ
フォージャー家の一員になったボンド(犬)が、ソファの上でくつろいでいると「予知(ボンドの特殊能力)のビジョン」がみえました。
そのビジョンは「真っ暗」でした。
「真っ暗」なビジョンを見たボンドは「研究員(プロジェクト<アップル>)が自分を見つけ出し、殺されてしまうからだ」と考えます。
ボンドは死ぬ前にアーニャに挨拶しておこうと、アーニャの部屋にいきますが、彼女は宿題をしていて忙しかったので、ボンドは部屋に入れてもらえませんでした。
台所に立っていたヨルは、こちらに向かって歩いてくるボンドに「ドックフードが切れてしまった」ことを伝えます。
それを聞いたボンドは、自分の本当の死因は「切れたドックフードのかわりに、ヨルが作ったごはんを食べたから」であることに気が付きます。
そこでボンドは「ロイドが早く帰ってくれば、ロイドがごはんを作ってくれる(=生き延びる)」と考えました。
ボンドは、ロイドの仕事を手伝って、ロイドが早く帰宅できるようにと、ロイドを探しに街へでます。
感想(ネタバレあり)
はじめは「ボンドさんの真っ暗なビジョン」は「ボンドさんが死ぬから」というのが、「ボンドさんの思い違い」と思いました。
さらに「ヨルさんの作ったごはんが原因」というのは、冗談(?)かなぁと思いました。
(ボンドさんに死んで欲しくなかったので、思考が拒絶反応を起こした)
だけど冗談ではなくて「死ぬビジョン」は本物でした。
「ヨルさんの作ったごはんが原因」ってどんだけ恐ろしいごはんなんだー---!!(@_@)と驚きました。
「ロイドさんを急いで探すんだ!」と心の中でボンドを急き立ててしまいました。
最後、ボンドさんが「ヨルとロイドの笑顔のビジョン」をみたので安心しました。
めでたしめでたし。
MISSON:41 あらすじ
最近、西国で東国を揶揄する本や記事が多数で回っていました。
東国の国家保安局は、西側に記事を売っているライターが「フランクリン・パーキン(39)」である可能性があるとして、ユーリに「証拠を押さえて、記事を買っているバイヤー(フランクリンから)」も突き止めるように指示しました。
ユーリはフランクリンのアパートに盗聴器をしかけて24時間うごきを監視しはじめました。
フランクリンは年取った父親と2人ぐらしをしながら郵便局で働いている貧しい労働者でした。
感想
ユーリさんの仕事に挑む姿勢は厳しいものでした。
フランクリンさんの書いている記事は「やらせ」で、事実を伝えていない時点でアウトだと思いますが、ユーリさんは自分にできる範囲内でフランクリンさんの力にもなりました。
ユーリさんの家族を思う気持ちは本物だんだなぁと思うと、少し心が痛みました。
ユーリさんの大切な家族(ヨルさん)はロイドさんと偽造結婚しているのです。
本物の結婚じゃないことが、ユーリさんを裏切っているように感じてしまいました。
ヨルさんとロイドさんの結婚生活が「偽造」ではなく「本物」になってほしいと願いばかりです。
MISSON:42 あらすじ
イーデン校の七不思議「知恵の甘未」にまつわるエピソードです。
「知恵の甘未」とは、イーデン校の学食にたまに出されるスイーツのことです。
このスイーツを食べた者は ”たちまち頭がよくなる” と言われていました。それは、このスイーツを食べた生徒が「皇帝の学徒」になったことが噂の由来でした。
そのためイーデン生たちは、密かにこのスイーツを狙っていました。
そしてついに「知恵の甘未」といわれるスイーツが学食で販売されました。
噂をききつけた生徒たちは、学食へ向かって走りました。
アーニャとベッキー、ダミアンとエミール、ユーインも学食へ向かって走りました。
そして、最後の1つとなった「知恵の甘未」を購入したのは、ジョージでした。
感想(ネタバレあり)
ジョージくんの購入した「知恵の甘未」は、「ピエール・ボミエのマカロン」(1皿5つ入り)でした。
これが最後だったため、アーニャたちは購入することが出来ませんでした。
しかし、ジョージくんは28話でアーニャ達に借りを作っていました。そのため、1つを自分が食べ、残り4つをアーニャ達にあげることにしました。
アーニャ達は5人いるので、4つのマカロンをめぐって「ババ抜き」をすることにしました。
心が読めるアーニャちゃんは余裕で勝てると思ったら、それがアダになってしまいました。
え~!アーニャちゃん、マカロン食べられないの?!それは可哀そうだよ~!!と思いながら読んでいるとダミアンくんがわざと負けてくれましたー---!!
アーニャちゃん、よかったね!
ダミアンくん、優しい!カッコいい!
心配したアーニャちゃんが、ダミアンくんに「半分こ」するかたずねると、ダミアンくんは顔を真っ赤にして断ります。
ダミアンくん、可愛い!
とっても可愛い子供たちでした。
最後に、あら?もしかしてアーニャちゃんの生まれ故郷が分かる?
と期待しましたが、それは「また、いつの日か・・・」になりました。残念。(^^;
MISSON:43 あらすじ
フラキーとヨルで逃げた猫をさがすお話です。
ロイドはフランキーに頼んだ仕事を取りに来ました。
3つ頼んだ仕事のうち、2つは受け取ることが出来ましたが、残りの1つはフランキーが当てにしていた情報屋が消されてしまった為に、時間がかかるといいました。
フランキーは「この仕事にひと手間かかるからロイドに自分の仕事を手伝ってほしい」と言います。
ロイドはフランキーの仕事についてたずねました。
フランキーの仕事とは「行きつけのカフェで働くケイシーが飼っている猫が行方不明になっているので一緒に捕獲してほしい」というものでした。
フランキーは猫を見つけてケイシーちゃんと仲良くなろうと目論んでいました。
ロイドは何も言わずにその場を立ち去っていきました。
フランキーは無言で立ち去ったロイドに腹を立てますが、自分1人で探す決心をします。
まずは、友人に迷い猫の情報を求めました。
すると市役所近くで「それらしき猫を見かけた」という情報を得たので、現地へ向かいました。
フランキーが市役所の前でキョロキョロしていると、ランチ休憩のために外に出てきたヨルに声をかけられました。
ヨルはフランキーが「迷い猫」を探していると聴き、一緒に探すと申し出ます。
感想
フランキーさんがロイドさんに「ガーデン」という暗殺組織の話をしました。
ロイドさんは「都市伝説」だと相手にしませんでしたが、フランキーさんは「存在している」と思っています。
この後、フランキーさんはヨルさんと一緒に猫探しをしましたが、ヨルさんこと「暗殺組織ガーデン」のメンバーです。
このあたりの話のつなげ方が素晴らしいと思いました。
遠藤達哉さん(著者)は天才だと思います。
フランキーさんは自分の発明品が粉砕されるも(ヨルさん投げた)猫を捕まえ無事にケイシーちゃんに届けました。
ところが、カフェで一緒に働くまーくんという恋人がいました・・・。
フランキーさんの目論みも玉砕しました・・・。残念です。
フランキーさん、ファイト!陰ながら応援しています。(*^_^*)
MISSON:44 あらすじ
<いばら姫>に仕事が入りました。
ヨルは市役所の部長に連れられて「ガーデン(暗殺組織)」のリーダーが手入れする庭にやってきました。
<いばら姫>の仕事は、東国の裏社会を取り締まっていたグレッチャーファミリー(マフィア)の生き残りを護衛する仕事でした。
グレッチャーファミリーで内部抗争がおこり唯一生き残ったのが、オルカ・グレッチャーとその子供(息子)でした。
ファミリーを乗っ取った男が、オルカと子供の暗殺に賞金をかけたため、安全な第三国に亡命させる事にしました。
<いばら姫>には2人を引き渡し場所まで護衛してほしいとの事でした。
引き渡しは、海上でおこなわれます。
第三国の船が来るところまで、オルカと子供は豪華クルーズで移動する段取りになっています。
ヨルは快く引き受けました。
一方、学校帰りのアーニャとロイドは、セントラルモールで開かれていた抽選会に出くわします。
1等は「豪華クルーズ旅行ペアチケット」です。
アーニャは1枚しかない抽選チケットを持って、抽選の列に並びました。
感想
ヨルさんに暗殺組織から仕事が入りました。
心よく引き受けるヨルさんですが「仕事をする意味」を考えはじめています。
そうだよね、かわいい子供と素敵な旦那様のいる「普通の生活」、ヨルさんの憧れていた生活を送っているんです。
それは、たとえ偽造家族だとしてヨルさんは常に「失いたくない」って思っているぐらい大切な家族です。
それに、彼女に何かあったら家族はとっても悲しむよ。
まぁ・・いちファンとしては、超絶強いヨルさんを見れるのは嬉しいけれど、ヨルさんには幸せになってもらいたいです。
次回は「豪華クルーズ」で暗殺者たちとバトルを繰り広げそうです。
ヨルさん、どうかご無事で。
SHORT MISSON:5 あらすじ
シルヴィア・シャーウッドとロイド。
シルヴィアの通称は「鋼鉄の淑女」。
シルヴィア・シャーウッドは、西情報局対東課WISE<管理官>。●歳。独身。
表向きは「在東西大使館の外交官」である。
秘密警察の厳しい監視下のもと、多数の諜報部員を統率している”仕事のできる人”。
シルヴィアは、秘密警察の監視下で、自然にロイドを接触すします。
感想(ネタバレあり)
シルヴィアが値札のついたままのコートを着ていました。
いや、それぐらいあった方が可愛くて好きです。
ロイドも報告も「アーニャの跳び箱」で受けました。(笑)
この2人とても好きです。
おまけ 1ページ
イーデン校の男子寮、ダミアンは今朝は早起きして勉強していました。
アーニャは起きられなくて、遅刻しました・・・。
感想
ダミアンくん、遅刻を反省したもようです。さすが!
一方、アーニャちゃんはロイドさんに起こしてもらうも起きられず・・・遅刻します。
対象的な2人です。
仲良くなれるのかなぁ~?(笑)
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