【推しの子】2巻(12話~20話)まとめたあらすじ。1巻と2巻を読んでアクアとルビーの父親を考察しました。2巻では父親の可能性のある人物が登場します。アクアは有馬かなの誘いでドラマに出演、果たしてその男は父親なのか?ネタバレあります。
「果たしてその男は父親なのか?」
2巻ではアイの携帯電話に登録されていた男性に近づくチャンスがおこります。
なぜ、その男が父親の可能性があるのか?
アイが「B小町」としてデビューする前に使っていた携帯電話に残っていた名前だった。(数人います)
その男は父親か?
番組プロデューサー鏑木さんのたばこの吸い殻を入手しました。
DNA検査結果は違いました。
2巻の気になるところ
★第11話~第12話までが、ルビーがアイドルになるための第一歩、所属事務に入るまでの話しがおもな流れ。
★第13話~第20話、アクア、ルビーが高校受験の面接、有馬かなと同じ高校であった為、3人は再会する。
★かなのすすめでドラマに出演することになったアクア。
★演技に対するカナの気持ちに、応える行動をとるが、はたして上手くいくのか。
★番組プロデューサーの鏑木さんは、父親なのか。
ドラマ「恋は甘口で」
- 通称「恋あま」
- 少女漫画原作
- ドラマは全6話
- 有馬カナ:ヒロイン。ドラマの座長。
- アクア:ヒロインの追い回すストーカー役。
- 鳴嶋メルト:主演、青野カナタ役
- 鏑木勝也プロデューサー
1巻から2巻の間に起きたこと
★苺プロダクションの齋藤壱護社長は、アイが殺された後、連絡がつかなくなる。
★夫人の齋藤ミヤコが、後を継いでいる。
★B小町は、アイの死後、二年後に解散した。
第11話~第12話 ルビーの所属事務所が決まる
2巻の話しは、妹のルビーがアイドルになる為に、オーデションを受けるところからはじまります。ルビーはママであるアイの様なアイドルになる事を目指しはじめます。
見た目もかわいく、踊りも上手なルビーは、オーデションに受かっていきますが、うまくいきません。
それは、ルビーの知らない所でアクアが阻止していたからです。
アクアは、アイドルはプライベートがなく又どんな人間に目をつけられるかわからない。実際、最愛のママであったアイをストーカー化した熱狂的なファンに殺されてしまった。ルビーにアイの二の舞いを踏んで欲しくない。危険なリスクのある芸能界に入ってほしくないと言う強い思いがあったからでした。
しかし、アイドルになりたいルビーの気持ちは真っすぐで真剣な物でした。
アクアが阻止したとしても、その情熱を消すことは出来ません。
アイドルと一言で表しても、色んな形が存在し、アイドル事務所も色んな所があります。得体のしれないアイドル事務所に所属する危険をおかすぐらいならと、ミヤコさんはルビーを苺プロダクションのアイドルになる事をすすめます。
苺プロダクションは、アイの所属していた芸能事務所であり、ミヤコさんは、ルビーとアクアの育ての親、それなら信頼できるとアクアもルビーを応援しはじめます。
第13話~第20話 アクア、テレビ出演する
一方、双子の兄アクアは、五反田監督のもと弟子という形で演技についてと芸能界の裏方について学んでいます。
演技についても学んでいますが、俳優になる気は、ないようです。
アクアとルビーは、芸能科のある高校へ進学希望し、面接を受けます。
そこで、以前、共演した有馬カナに再会します。
カナのススメで、アクアは少女漫画原作のドラマ「今日は甘口で」に出演する事を決めます。
そこには、鏑木勝也(かぶらぎまさや)というプロデューサーが関わっていました。
この男は、アイのスマホのアドレスに名前が登録されていた男性です。もしかしたら父親かもしれない。その証拠となるDNA鑑定できる品物が欲しいアクア、その為には鏑木Pに近づく必要がある。
ドラマ出演は、プロデューサーに近づくことが目的だったが、カナの熱意を知り、ドラマにも興味を持ちます。
また、演技することに興味がないと言っていたアクアでしたが、実際に演技することにより、アクアもまた、アイの様に輝く存在になりたいと思うようになります。
有馬かな 女優からアイドルへ
アクアとルビーの希望する進学先で再会した有馬かな。
彼女は、今回、重要な役割をになっている。
1巻では、演技力に定評はあるものの天狗になっていた有馬かな。10年後の月日を経て彼女は、まわりに気配り出来る存在になっていた。
また、作品に対して真摯に謙虚にとりくむ気持ちが育っていた。
アクアは、そんなカナに対して人として好意を持つ。(恋愛感情ではない、かなの方は恋愛感情を持っている)
無事に高校に入学したアクアとルビーは、学校で様々な芸能活動をおこなう学生たちに出会う。
憧れの若手女優に出会って舞い上がるルビーだったが、まだ、正式に芸能活動を開始していない事に焦りを感じ、ミヤコさんにアイドル活動をしたいとせがむも、ルビーと一緒に活動するメンバーみつからなきゃ活動は始まらないと言われる。
そこで、アクアとルビーが思いついたのが、有馬かなだった。
アクアの口車にまんまと乗せられたかなは、ルビーと一緒にアイドル活動をする事になる。
2巻の感想&考察
10代に成長したアクアとルビーは、美男美女になっていました。
前世の魂が12歳のルビーは、屈託のない明るい性格です。
一方、アイが目の前で殺され、真犯人が父親の可能性があることを知ったアクアは、若干、屈折ぎみの少年になっていました。(演技に興味がないと言いながらも「演じる世界」へ足を踏み込んでいきます。)
アクアの演じ方は、場の空気、演出家、監督の意向を読み、照明、音、など利用できる物(人も)は利用して最大限に自分を演出する演じ方です。そういう演じ方が、漫画の中で説明されています。
ドラマ、映画、演劇などストーリーが気になったことはありますが、「演じる側」を考えたことがありませんでした。
【押しの子】は役者さんたちの視点で描かれているので「アクアの演技に、なるほど~、面白いな~」と思いました。
また、有馬かなを通して語られる、演技や業界についても興味ぶかかったです。
この漫画は、テレビや映画などで働く人達の思惑を丁寧に語ってくれているので、まるで自分が現場に居る様な気持ちにもなります。
主要な登場人物の「気持ちと考え」を丁寧に深く描いていると思いました。
そこが、【押しの子】の好きな所でもあります。
あと、かなちゃんの演技がいいです。読んでいて涙がにじみました。
かなちゃんの演技に対する思いも好きだし、それに応えたアクアも好きだし、番組スタッフさんも良かったです。感動しちゃいました。
とは言え、最大の関心である「アクアとルビーの父親」については、進展が少なかったです。
鏑木Pの情報は、3巻までお預けになりました。残念!もう少し情報が欲しかった!
(この記事を書いている現在、3巻も発売され読みましたが、3巻でも明かされませんでした!4巻でしょうか?!)
アイに似てきたルビーとアクアに危険はないのでしょうか?
ゴロ―とアイの殺害に裏で手を引いていたと思われる父親です。
ゴロ―とアイの殺害目的は不明ですが、なんとなく「自分が妊娠させたことを隠したかった」ように思います。
そうなると、自分の子供であるアクアとルビーが生きていることは気が気じゃないのでは?!と想像してしまいますが、果たして物語はどんな風に進んでいくんでしょうか。
×ゴロ― :1巻で殺された。まだ、遺体は見つかっていない。
×アイ :1巻で殺された。アクアとルビーの母親。アイドル。
×リョースケ :1巻で自死を遂げている。アイの熱狂的ファン。アイとゴロ―を刺した人物。
△斎藤壱護社長:2巻で連絡が取れないと書かれている。(1巻で登場してる)
○ミヤコさん :苺プロダクションの社長。ルビーとアクアの育ての親。
○アクアとルビーの父親:誰なの分からない。1巻でルビーが電話で話している。
○アクア :アイの双子の兄。ゴロ―の魂の生まれかわり。アイとゴロ―を殺す手引きを裏で行ったのが父親だと思っている。
○ルビー :アイの双子の妹。ゴロ―の患者だったさりなの生まれ変わり。
×印・・・死んでいる。
△印・・・生きてるのか、死んでいるのか分からない。
○印・・・生きている。
そもそもゴロ―とアイを死に追いやったのが、アクアとルビーの父親なら、2人が誰の子供が知っているミヤコさんも命が狙われるのではないでしょうか?そこも2巻では注目されていませんね。
1巻では、アクアとルビーがすでにメディアに取り上げられているシーンが紹介されています。
2人を見た父親は、自分の子供である事を確信するのではないでしょうか?
アクアは、父親に復讐する事が目的の芸能活動なので、ジワリジワリと父親に近づいて行くでしょう。
となると、アクアにも危険がおよぶのでは?また、ルビーにも危険がおよぶ可能性があります。
2巻は、芸能活動開始に重点が置かれているので、「父親とゴロ―、アイの死」の関連性は、まだ不明のままです。
次巻で何かしらの展開がある事を楽しみにしています。
今回もお読みくださいまして、どうもありがとうございました。
【押しの子】登場人物を詳しく紹介しています。
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