【漫画】夏目アラタの結婚 第69話~77話。あらすじ、感想。一部ネタバレあり。山下さんの首、宮前弁護士と環の関係が明らかに。真珠の父親判明?
毎回ドキドキする驚きの転回だったにゃ。
あらすじ、感想と合わせてネタバレを含んでいるのでご注意ください。
<分かること>
- 山下さんの首の場所。
- 山下さん家族の秘密。
- 宮前弁護士と環の関係。
- スピカが生まれた分け。
主な登場人物
夏目アラタ (30代)主人公 児童相談所職員
品川真珠 (20歳)ヒロイン アラタと結婚したので夏目真珠。
品川ピエロ(真珠のこと) 3人の30代男性の殺害容疑で逮捕された。
宮前光一 (30代) 真珠の弁護士
桃ちゃん(桃山香)(30代)児童相談所職員 職場の先輩で相談相手
所長(大高利朗) アラタ達の所長
山下卓斗くん(14歳)父親が品川ピエロに殺害されてる。
山下卓斗くんのお母さん
周防沙菜 須藤英介の妹。アラタに気がある。
周防英介の母
相沢純也の父
藤田さん 中年男性。死刑囚アイテムコレクター。アラタを協力する。
桜井検事 検察側。
品川環 真珠の母。くも膜下出血で亡くなる。
三島正吾 環と上京(籍は入れてない)。環との間に子供ができる(真珠姉)。
あかちゃん 名前は真珠。真珠の姉。不慮の事故で亡くなった。
<品川ピエロに殺された3人>
山下良介 30代 山下卓斗の父親。最初の被害者。首が見つかっていない。
相沢純也 30代 2人の被害者。大学は法学部。司法浪人を3年。
周防英介 30代 建築事務所の設計士。
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第69話 あらすじ
追記予定。
感想
追記予定。
第70話 あらすじ
追記予定。
感想
追記予定。
第71話 あらすじ
追記予定。
感想
追記予定。
第72話 あらすじ(ネタバレあり)
アラタと真珠が逃亡したことがニュースに流れます。
周防沙菜とその母、相沢さんの父親、山下卓斗とその母も知ることとなりました。
一方、アラタと真珠はバスをおり「喫茶レオナルド」に入りました。
アラタは真珠に聴きたいことがあります。
「今回の逃亡計画について」そして「なぜ黙秘して2年も待ったのか」でした。
真珠は「逃亡計画については相沢さんに聞いた」とこたえました。
2年待った理由は「出産時のカルテが破棄されるのを待つため」だとこたえました。
真珠は「カルテの保存期間は5年だけど、訴訟に備えて一応20年とっておく」と説明し「逮捕されて2年待てばもういいかなと考えた」といいました。
それを聴いたアラタの目には、真珠が「品川ピエロ」にみえました。
そのあと2人は歩いてとある墓地までやってきました。
真珠は看護師をしていた時に、身寄りのないおばあさんと知り合いました。
真珠とおばあさんは仲良くなり「自分が亡くなったときにお墓に入れてほしい」と真珠に頼んでいました。
真珠は約束を果たしました。
そして、いまアラタと一緒におばあさんのお墓にやってきました。
感想(ネタバレあり)
喫茶店で真珠の話をきいたアラタの表情は「驚きと恐怖」かな?
だから目の前に座ってる真珠が「品川ピエロ」に見えたのかな?
アラタと一緒にいる真珠は、無邪気で表情をコロコロかえとても可愛くみえます。
その一方で、用意周到な計画を用意する頭の良さと死刑を逃れるために2年が過ぎるのをじっと待っていた忍耐強さがあります。
あどけない真珠からは想像できなくて、驚きと怖さを感じました。
少年法で18歳未満なら死刑にはなりません。しかし、真珠の誕生日はいつなのかわかりません。もし、環(真珠の母)が産婦人科で真珠を出産していたらその時のカルテをもとに真珠の正確な年齢がわかります。
だから真珠は万が一を考えて自分が生まれてから20年以上たつのを待っていました。
すごいですね。真珠が殺人を犯していたなら先の先まで考えた犯行ということだし、誰かをかばって身代わりになっているなら「死刑にならない」ことを分かって身代わりになっているんですよね。
こういったことを真珠が考えて犯行におよんだのか、まだ分かりません。でも9巻まで読んで「真珠がただ者ではない」ことは分かります。
あと喫茶店で真珠と話しているアラタが怒っているように見えました。
以前、真珠に「待っていた人はアラタだった」と言われて、そのときは「違う」と否定していましたが、実は嬉しかったんですね。
真珠からアラタに「特別な存在」だと言ってもらえたエピソードですもんね。
それが「2年間待つためのついで」だったと知ったら・・・悲しいです。
真珠は「カルテの方がついでだった」といってアラタの疑惑を否定しました。
そうですよ、真珠が色々計画していたとしても「アラタは真珠にとって特別な存在」だと思います。
第73話 あらすじ(ネタバレ)
おばあさんのお墓にある石棺をあけると敗れた袋から頭蓋骨が見えました。
真珠は嬉しそうにアラタを見ます。
アラタは驚きましたが、気をとりなおします。
そして「卓斗の父親の首」をついに見つけることが出来た達成感を感じながら「警察に連絡する!」と言いました。
しかし、真珠は「ダメだ」といいます。
なぜ真珠が反対するのかアラタは分からなかったため、思いつくことを並べて真珠に許可を求めます。
真珠はため息をつくと「卓斗は山下さんの子じゃない」といいました。
真珠は山下さんが生きていたときに「自分(真珠)は山下さんの子供であるか」たずねてました。
そのとき山下さんは「僕は子供の作れない体だ」といいました。
山下さんは卓斗くんに愛情を持てなかった為、もう一人子供がほしいと考えました。しかし、授からず調べてみたら「子供がつくれない体である」ことを知りました。
山下さんの奥さんは、卓斗くんを妊娠したことを理由に結婚をせまり2人は結婚またそうです。
真実をしった山下さんは「奥さんたちと同じ墓に入りたくない」と真珠に話していました。
真珠は山下さんの首はそのままにして、別の袋だけ取り出しました。
そして、静かな表情で「行こう」といいました。
感想(ネタバレ)
なんだか山下さん家族にも複雑な(?)事情があったんですね。
卓斗くんが「お母さん、首がみつかってほしくないみたいだ」と話していましたが、そういう事だったんですね。
山下さんの首が見つかればDNA鑑定をするので、卓斗くんと血がつながっていない事が分かってしまいます。
あと真珠が取り出した袋の中にはお母さんの携帯電話が入っていました。
そこに「真珠のお父さん」が映っているらしいです。
塾が映っていましたが、はたしてお父さんは映っているのでしょうか?
第74話 あらすじ
真珠とアラタは新しい洋服を購入し、着替えをしました。
真珠は父親を塾の講師だと思っていましたが、生徒の可能性もあると考えました。
アラタは真珠に「外に出たらやりたいことがあるって言ってたのは、このことか(父親捜し)?」とききました。
真珠が「違う」とこたえると「何なの?教えろよ」とせまります。
アラタは「今までにも色々教えてくれたじゃないか」「もっとお前のことが知りたい」といいました。
真珠は小さな声で何やらゴニョニョといい始めます。
アラタは「真珠の声が小さくて聞えなかった」と彼女の顔を覗き込みます。
真珠は顔を真っ赤にしながら「(色々おしえたのは)頭のいい子だと思われたかったから」とこたえました。
アラタは「真珠が頭がいいことは始めから知っていた」といいました。
そして、真珠がろくにほめられてこなかった事に気がつき、真珠をたくさん褒めました。
真珠は頬を赤くして照れ笑いを浮かべながら帽子を深くがぶり直します。
その様子を見ていたアラタも顔を真っ赤にしました。
感想
歩道橋での真珠とアラタのやり取りは、2人のささやかなラブジーンの様に思えました。
小さな声でゴニョニョ答える真珠とか、アラタに褒められて嬉しくて照れる真珠とか、すごく可愛いです。
そんな真珠の様子に、アラタも顔を真っ赤にして「胸キュン」してるようでした。
どこから見ても普通の恋人同士です。
こんな平和がずっと続けばいいのに・・・って思いました。
第75話 あらすじ(ネタバレあり)
環(母親)の携帯電話に「宮前弁護士に似た少年の後ろ姿」がうつっていました。
真珠とアラタは宮前弁護士が真珠の父親かもしれないことを突き止めました。
アラタは宮前弁護士に電話して「弁護士につきそわれて出頭したい」といいました。
宮前弁護士は了承します。
しかし、宮前弁護士には刑事が張りついていました。
一方、藤田さんのところに警察がやってきました。
感想
まさか、父親が宮前弁護士?!
思ってもみなかったので驚きました。
でも、確かに宮前弁護士が真珠の無実を信じる様子は「行き過ぎ」と思っていました。
真珠のために「そこまでするか?!」って。
宮前弁護士が真珠に洗脳されちゃってるから・・と仕方ないのかとか、アラタが宮前弁護士のことを「無能なバカ」と思ってたように、わたしも同じことを思っていました。
だけど、宮前弁護士が真珠の父親だと考えたら納得できます。
あと、桜井検事は「真珠が犯行をおかした時、彼女は間違いなく18歳以上だった」と確信していました。
確かに、真珠が2年間黙秘してカルテが消去されるのを待ったっていうのは、自分の本当の誕生日を知っているからと考えれば・・・筋が通るかも。
面白くなってきました。
真珠は本当に犯人なのか?それとも他に真犯人がいるのか?
宮前弁護士が父親で確定なのか?
すごく気になります!
第76話 あらすじ
宮前弁護士はつけていた刑事をまいて、アラタと約束した場所にやって来ました。
アラタは「真珠は逃げた」といい「出頭したいのは俺」といいました。
そして、真珠の帽子を手にとりながら「この帽子だけ置いてったよ」といって、おもむろに帽子の内側についていた髪の毛をつまみあげました。
それ(髪の毛)をみた宮前弁護士は「帽子を預かろう」と言ってアラタに近づいてきました。
その瞬間、アラタは宮前弁護士の頭に手をのばします。
しかし、宮前弁護士はアラタの動きに感づき、後ろにのけぞりました。
アラタはごまかそうとしましたが、宮前弁護士の表情が変わらないことに気がつき、ここに宮前弁護士を呼んだ理由を話しはじめました。
そこへ真珠もあらわれ「はっきりさせよう」といいます。
真珠は宮前弁護士に「お母さんを知ってたの?」と質問しました。
宮前弁護士は苦しそうに「知っていた」とこたえました。
感想
真珠の父親は宮前弁護士なんでしょうか?
中学生だった宮前弁護士は、星の観察をしていた時に環と知り会いました。
都会に出てきた環は、ミニスカートにロングブーツがとても似合う可愛い女性に描かれています。
清純な容姿だけど大人の色気もあって、キラキラした素敵な女性だなぁとおもいました。
中学生の宮前弁護士にとって眩しい存在だったんでしょうね。
「好きだった」ともいってますし・・・。
アラタと宮前弁護士が待ち合わせしたのは銀座(東京)みたいにゃ。
向かいのビルが「銀座和光」に似ているにゃ!
第77話 あらすじ
環は灯油をかぶって自殺しようとしていました。
そこにやって来た宮前弁護士(少年)は絶望している環を元気づけようと「真珠星(スピカ)が輝いている」といいます。
さらに必死で「娘さんと同じ名前の星です!娘さんが見ていますよ!」といいました。
※真珠星(スピカ)・・・2つの星が重なって見えている。正確には5重連星。
環は夜空をみあげ星に向かって「二つに一つ」とつぶやきます。
宮前弁護士は大人しくなった環をアパートまで送りました。
そして環は宮前弁護士をアパートにあがらせます。
環は「油をおとすから」といってお風呂に入ったあと、全裸で宮前弁護士(少年)の前にあらわれました。
環との出来事を話し終えた宮前弁護士は、自分の正しさ顔をグチャグチャにして主張しはじめました。
感想(ネタバレ)
宮前弁護士の告白は衝撃的でした。
まさか、環が中学生の宮前弁護士をさそって関係を持つなんてビックリです。
環に真珠(姉)の身代わりを思いつかせたのは宮前弁護士だったんですね。「スピカからインスピレーションを受けた」って知的だなぁ~と思っていました。
環は高卒でそんなに知的な印象がなかったので、真珠が「母は星が好きだった」といってスピカの話をしたときは、環にはそんな一面があったの?とやや不思議におもいました。
あと気になったのは、環が公園で焼身自殺をはかったことです。
「そこで亡くなれば宮前弁少年が見つけてくれる」と思った可能性もありますが「少年が来て止めに入る」ことも考えられます。
もしかしたら焼身自殺はそこまで本気じゃなかったのかも・・・と思いました。
宮前弁護士の告白は他に証言者がいなければ「どこからどこまでが、嘘か本当か」わかりません。
その後真珠が宮前弁護士に「おまえか」とつぶやいたときの表情が怖かったです。
真珠にとって血のつながった父親よりも、2つで1つの真珠(自分)をこの世に生み出したきっかけの方が重要だったみたいです。
真珠は宮前弁護士に「自分が生まれてきた責任」をとるようにせまります。う~ん、真珠可哀そう。すごく辛い人生を歩んできたんだよね。
宮前弁護士もまさか「スピカ(真珠星)」の話で、こんな事になるなんて思ってもいなかったと思います。
最後「アラタが宮前弁護士が真珠を殺せるわけないだろ」みたいなことをいうと真珠は悲しそうな表情で「ボクはやったよ?」といいました。
ええっ!真珠それはどういう意味にゃ!!
真珠が殺人事件の犯人にゃのか?
とてもいいところで話が終わりました。次の話が待ち遠しいです。
だけど、真珠が可哀そう、アラタと一緒にいるときはとても幸せそうな真珠だけど、お母さん、お父さんのことになると苦しそう。
子供のころに苦しい思いをさんざんしてきたのだから、これからはアラタと幸せになって欲しいとおもいますが・・・どうなって行くんでしょうか。
夏目アラタの結婚 9巻発売予定日 2022年12月
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